映画レビューは “アトリエミシェルの製作&柴犬ブログ”にて更新中。 http://ameblo.jp/atelier-michelle/

2010/7/27

視聴率は低くても…  ドラマ

今期はヒット作多し!
贅沢な配役でそこまでやるか!?ドラマが勢ぞろい

やっぱりクドカンはスゴイな…と思うしかない。
クドカン&長瀬智也の『うぬぼれ刑事』!毎回大爆笑だ。
恋愛体質で思い込みの激しい長瀬演じる通称“うぬぼれ”は本庁の強行犯捜査のエースだったが、婚約者に逃げられてから調子が狂い出世のチャンスを逃して世田谷通り警察の刑事に。とは言え、犯人らしき女性に惚れて執拗に近づき結局は、その女性が婚姻届よりも逮捕状を、婚約指輪より手錠を選んで失恋→逮捕してお手柄!というパターン。うぬぼれの恋愛モード全開のバラ色、苦悩、踊る、などの長瀬の激しい演技に久々に感動した。いつものヤンキーキャラを封印し、まじめで誠実な青年を巧みに演じている。録画したものをすぐにまた見て爆笑している。なのに、視聴率は@12.2%からさらにA7.9%B7.3%と下がってしまった!なぜっ?
つかこうへいの舞台出演と同様に、宮藤官九郎のドラマに出て新しい演技に目覚めた役者は数知れず。その中でも極めつけは渡辺謙ではないだろうか。渡辺謙が一番かっこよかったのは『池袋ウエストゲートパーク』でのボーリング姿がステキな刑事役だと今も思う。
日曜9時には、そのクドカンを意識して制作されたと思われる『GM〜踊れドクター』
主演の東山紀之がその設定に「本当にこれでいいんですか?」とスタッフに確認したというハチャメチャな話である。
ヒガシ演じる世界的に認められているドクター後藤は≪ダンサー・ファイヤー後藤≫と名乗り、25年前にデビューして全く売れなかったアイドルデュオの一人で、少年隊にあこがれて今も再デビューを目指している。
ダメ医者を集めた総合診療科に勤務する研修医(多部未華子)は、医局の存続を危ぶみ、後藤に再デビューできるともちかけて、医者のアルバイトをさせることに。他の医者たちがみんな挫折したダンサーだと言うのだ!それを鵜呑みにするファイヤー後藤…そんな単純な世界的権威がいるはずもないのだが、必殺仕事人も見事にこなすヒガシなので、踊りながらの演技も違和感なく受け入れられる。共演者には、椎名桔平(元ZOOのメンバーとされる医者)、八嶋智人、生瀬勝久など演技派ぞろい。視聴率は初回13.3%からやはり11.5%へ。前期の『新参者』でさえ初回21.1%で始まったものの10数%の回が多かった。
天海祐希なら視聴率も安泰かと思われた『GOLD』でさえ、初回12.3%からA11.5→B10.1%に。
競泳の金メダル候補だった兄を事故で亡くし、その無念を妹である天海祐希演じる早乙女悠里がその子供たちに託す物語。スポ根的な話かと思ったら、全く違った。スポーツジムとエステ事業で時代の寵児的な存在の悠里は、テレビに雑誌にと露出し、決め台詞で世間の母親たちを挑発するイヤな女。・・・かと思いきや、よその家族関係までも修復してしまう正義感と思いやりのある女性。秘書にやとった長澤まさみとのやりとりがおもしろい!この脚本家一体だれっ!?と思ったら野島伸司だった。たまに臭いセリフがあるものの、登場人物すべてにちゃんとした役割を持たせているのがさすが。
ほほえみの貴公子・堺雅人主演の『ジョーカー 許されざる捜査官』はみんなの期待が最も大きい犯罪もの。視聴率が13.9%から15.7%へと上がった!犯罪者の犯行を立証できず逮捕できないなら自分が裁くというハリウッド映画的なドラマ。何人もがそれにからんでそうなのが見どころ。
『警視庁継続捜査班』は、米ドラマの『コールドケース』と『クリミナルマインド』を合わせたような、未解決事件&プロファイラーものなのだが、刑事が弱い弱い。犯人に突き飛ばされて負傷したり、真犯人だった男性美容師に鉄パイプを振り回されて拳銃をもった刑事までが簡単に倒されるといった情けない展開。主役の木村佳乃がきゃーきゃー助けてと悲鳴を上げるシーンにはびっくりした。おもしろそうな気がしたのに残念。一応初回12.7%になってるけどどうなるか…
ほか、あまりに悲しいドラマについてはふれないことに。
※あくまで店主の個人的な感想です。
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タグ: 宮藤官九郎

2010/7/16

つかこうへい!  日記

映画『蒲田行進曲』がはじまり
つかこうへいは銀ちゃんそのものだったかも…

店主の好きな邦画・不動の第1位は『蒲田行進曲』(1982年深作欣二監督)! 主演の風間杜夫演じる映画スター銀四郎に、ヤス(平田満)同様惚れてしまった(今も風間杜夫のプロよりもうまい落語を聞きにいったりする)。
その原作小説を読んだ時からつかこうへいにも目覚めた。
続編の『銀ちゃんがゆく 蒲田行進曲完結篇』はもちろん『広島に原爆を落とす日』『戦争で死ねなかったお父さんのために』『あえてブス殺しの汚名をきて』とタイトルからかなり過激なものから、
『いつも心に太陽を』『リングリングリング 女子プロレスリング純情物語』『二代目はクリスチャン』のような異色のテーマのものまで、
作者の深い思いまでは読みとれなかったもののほぼ全作品を読破した。何を読んでもおもしろかった。
クリックすると元のサイズで表示します最近よく語られているのが、
阿部チャンこと阿部寛が、モデルあがりの背が高過ぎる俳優として心配さえされていたところを一気に役者へと転身させたと言われる1993年の『熱海殺人事件モンテカルロイリュージョン』
何と!店主もその舞台を両国のシアターχ(カイ)に見に行った。阿部チャンを育てたような気持ちになっている人間の一人だ。
あの時一番驚いたのは、阿部寛が客席に下りてきて、前列の観客の一人を立ち上がらせてシャツのボタンを引きちぎり、とうとうキスまでしてしまった。若い男性客だ。その後、われわれ観客はその気の弱そうな若者に目が行ってしまい、幕が下りた後も彼の動向を追った。そそくさと劇場を去ったのだが、彼が仕込みのスタッフだと気づいたのはしばらくしてから。芝居のことはよくわからないが、つかこうへいの作品はもうホントウに勢いがあっておもしろい!
何とかしてつかこうへいに会えないものかと、編集者時代に『つかこうへいが帰化しなかったわけ』という企画を出してみたらOKが出たので交渉したが、芝居に打ち込みたい時期だとかで断られた。今でも残念無念である。
会うこともないまま…私の中の銀ちゃんは逝ってしまった、合掌
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2010/7/13

グッドチョイスだったDVD2本  映画

≪生きること≫≪死ぬこと≫
シリアスな『イキガミ』
コメディタッチの『エリザベスタウン』


クリックすると元のサイズで表示します『イキガミ』は、ビジュアル的に主人公にぴったりな松田翔太が《死亡予告書》を配達する公務員を演じている。
国の政策で、小学校入学時に接種する注射により18〜24歳の間に選ばれた人間が死亡することで、国民に生きることの意義と喜びを感じさせるという、有無を言わせない日本社会が舞台である。今の、国民の顔色ばかりうかがっている政府ではあり得ないけどナルホドな話だ。
死亡予告書が届くのは死亡する24時間前。食事や旅行・宿泊、遺族への保証など完璧だが、残酷である。
毎日ニュースとして死亡した者が紹介される。厚生保健省内でその政策に少しでも異議を唱える者はただちに拘束され、思想を矯正されるというオソロシイ世界だ。死亡を予告される若者の境遇にはそれぞれドラマがあり、凶行に走るものや過去を清算しようとする者、その命をムダにせず妹を救う者など、なるほど、こうなったらそうなるか…その年齢の自分なら一体どうしただろうと考えさせられる。配達する松田もさまざまな人生を目の当たりにして苦しみ、死亡予定者に関わってはいけないとされる規則を無視してできる限りのことをしてあげようとする。原作の漫画のレベルの高さは相当なものだ。『デスノート』よりもリアル。

クリックすると元のサイズで表示します『エリザベスタウン』は、現代の会社員を演じている主役のオーランド・ブルームが新鮮でよい(いつもの歴史コスチューム着用の作品での彼は大体が王子様で、何か頼りないのだ)。
靴メーカー(NIKEみたいな)で花形社員であるドリューは、新商品として開発した靴が大失敗商品となり、会社を倒産寸前に追い込む大損害を与えてしまう。一気に崩れ落ちた地位とプライド、社長秘書の恋人からも見放され、自宅であるものを改造して自殺しようとした時に、妹からの電話で父親が亡くなったことを知らされる。
死ぬのは葬儀を終えてからと決め、父の故郷エリザベスタウンに向かう。搭乗した飛行機で、積極的にアピールしてくるフライト・アテンダント(キルスティン・ダンスト)のクレアと出会う。
亡くなった父は親類だけでなく、街の人すべてに愛されていたらしく歓迎ぶりが異様なほど。やっかいもののように扱われているいとこやその息子とのやりとりや、宿泊しているホテルで結婚式を控えている新郎新婦とその友人たち(クレアもいた!)との交流で、少しは癒されたのかと思えばそうでもなく、すべてを終えたらやはり自殺を決行するつもりのドリューだが、全編ユーモアがありほのぼのとしているところが見ている側の気持ちを少し癒してくれる。ストーリーやエピソードには一貫性がないが、なぜかすごくいい映画だなあと感じる。↓このあたりから細かいエピソードのネタばれ注意!
クリックすると元のサイズで表示します父を故郷から奪ったとされている母(またまたスーザン・サランドン!)の葬儀でのスピーチと、夫の死後急に始めたというタップダンスの披露は、親類・友人たちの心を解きほぐしていく。父の遺骨をもって車を走らせるドリューは、クレアの作った地図通りに進むのだが、この地図がまた凝っていてBGM用の音楽も用意されていたり、地図の目指す目的地にはクレアが!結局ポジティブのかたまりのようなクレアに救われるという話なのだが、実際やってしまった失敗はしばらくついて回るんだろうなぁ。

両方の映画から、どんなことがあってもとにかく自ら命を絶つことだけはもったいない!と教えられるのか……人それぞれに人生があり思うことも違うだろうから、そこがまたおもしろいのかもしれない。

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2010/7/8

ナダルは長嶋?  日記

ワールドカップ2010と同時に
ウィンブルドンでも感動
驚いたことに、
日本中がワールドカップで盛り上がっている中、
ミシェル喫茶室によくお見えになるご近所のお客様は誰もテレビでの観戦をしていなかった。お客さまいわく、西荻らしいとのこと。
店主の私は代々木在住なので、
3時半キックオフのデンマーク戦以外は観た。
その最中にNHKではウィンブルドン・テニスを放送していて、
深夜たまたま錦織圭が世界ランク1位のナダル(スペイン)と一回戦で戦うというところに出くわしてしまった。見るしかない!
結果は、数字的には完敗なのだがけっこう善戦していたように思う。
ナダルが激しく足を滑らせるシーンも2回あり、
160何位のランクでも
ウィンブルドンに出場しているだけですごいレベルなんだなと再認識した。
エアーケイと言われる技も披露していた。
そのナダルが結果的に優勝したのだから錦織が負けるのは当然、
試合できたことが大ラッキーだ。
一昨年のフェデラーとの長時間の決勝戦も忘れられない。
ナダルはなぜかいつも必死な感じで、誰と対戦していても余裕があまり感じられない。ほとんど負けという状態で観戦を中断し、
お風呂に入ってしまうこともあったが、なぜか結果ナダルは勝っていた。
ひょっとして、楽に取れるボールもあえてギリギリで追いつき、
手首だけで思うところに見事に返して見せるという離れ業は
長嶋茂雄的なテクニックを使っているのかと思ったりする。
そのギリギリな感じにだまされて、ついつい応援したくなるのだ。
あのあきらめない姿勢は本当に勉強になる。どの球技も仕事も同じだ。
さらにサッカーもスペインを応援しているが、
早朝3時からのドイツ戦は期待薄だったのに1−0で勝利!
果たしてオランダを破って優勝するだろうか…。
すべての試合結果を的中させているという占いタコはどっちを示したのかな。

ついでに、ワールドカップで今回気になったのはやっぱり本田。
私同様、全く知らなかった人がいっぱいいると思うが、
生意気とか周りと馴染めないと言われて…と聞いた時にはもう
他の選手たちとしっかり支え合っていたし、
「日本人じゃないみたいだー!」と、
カメルーン戦でシュートを決めた時に
オランダの放送で言われたらしいが、私も全く同じことを思っていた。
デンマーク戦のシュート3本にしても、日本人と思えない正確さ!
そして、本田を見ているとある動物にそっくりに見えて
かわいく思えてきた。シュートを決めて叫ぶところもそのまんまだ。
ホテルで同室だったという岡崎選手か誰か、の話では
『俺はマイケル・ジャクソンを超える』と言ったらしい。
本来、専属の美容師を南アフリカに連れていくような
スポーツ選手は大嫌いなのだが、
本田はかわいい。それにやっぱり日本人なのにうまいぞ本田!

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