映画レビューは “アトリエミシェルの製作&柴犬ブログ”にて更新中。 http://ameblo.jp/atelier-michelle/

2010/3/8

インビクタス  映画

インビクタスが伝えるもの
「我が運命を決めるのは我なり、我が魂を征するのは我なり」

クリックすると元のサイズで表示しますクリント・イーストウッド監督作品≪インビクタス負けざる者たち≫を見た。イーストウッドは優しい人間なんだとまたまた再認識。
30年近く囚人として独房に閉じ込められた後、南アフリカの大統領となったネルソン・マンデラが南アのラグビーチームを自国開催のワールドカップで優勝させるというストーリー。人に知られていない実話である。映画では、暗い部分や残酷な描写などは全く見せず、観客に想像させるうまい手法で、差別されていた側が許すことで人々が和解していく過程を描き出している。そこにラグビーというスポーツを使うというネルソン・マンデラ、かなりの策士です。それを映画にしたイーストウッドの温かさがぐんぐん伝わってくる。《ネタばれ》になるので細かいことについては書けませんが、いいエピソードだらけです。ボディガードたちの心情の変化は感動モノ。

クリックすると元のサイズで表示しますプログラムによると、マンデラさんは檻の中に閉じ込められている間も希望を失わず、遊び心さえ持って過ごしていたらしい。長い監獄暮らしで絶望していくのが普通の人間だと思うのだが、信念を持っている人間は強い。ひらめきもすごい。
俳優マット・デイモンの才能にも出演作ごとに驚かされる。ジェイソン・ボーンで激しいアクションを見せたのとはまるで違う普通の人間、むしろ地味めな人物を演じきった。(素人目には)ラグビー選手としての完璧な動きを見せている。大げさでなくきれいな走りだったり、体の鍛え方もさりげない。熱すぎないリーダー像を巧み過ぎるくらいに演じきっている。
この映画で学ぶことは「自分があきらめたらそこで終わり」、アイデア次第で大逆転はあり得るのだということ。ここのところかなり失望気味だったけど、マンデラさんの逆境から成功までのタイヘンさを思うと落ち込んでなどいられない気になる。精神の持ちようや発想の豊かさはあの方の持って生まれたものではあるけど、師と仰ぎたい、見習いたいと痛切に感じた。まだ見てない方にはおススメです!

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