≪大屋町巨樹散策の続編≫
樽見の大ザクラの駐車場からさらに舗装道路を登れば上山高原を経て、アベマキ南側の入口に行くことが出来ます。
また入り口の案内看板にはツキノワグマ出没ありには

一瞬躊躇いました。
「ひょうごの巨樹・巨木100選」NO.51
・アベマキとしては唯一、国指定天然記念物
(昭和26年5月27日 指定)
・アベマキとしては兵庫県内で第2位の巨木
巨樹 「口大屋の大アベマキ」(2020.3.31 撮影) 
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・所在地/養父市大屋町中
・幹周/4.74m
・樹高/15m
・推定樹齢/400年
・このアベマキは江戸時代の頃には、生野銀山のある幕府の代官所の領地と、出石藩の領地の境界を定める目印であったことから争いが絶えなかった地でもありました。
入口からは木立の中、枯葉に覆いつくされた細い山道を進みます。
大アベマキの横に立派な「大アベマキ」の石碑
南側入口から杉木立を下ること約300m。
細い山道の視界がパッと開けると、大アベマキの雄姿が現します。
大アベマキは標高450mの所にあり、春霞に煙っているが眼下には中地区の集落(画像の右側)が手に取るように眺められます。
急な斜面に細い山道を遮るように立っている上、現在は足元が落ち葉で、滑って落下でもすれば大事故になりますので、くれぐれもご注意を。
葉が付いてない分、樹姿や枝ぶりはよく分かりますが、残念ながら重厚さは伝わりません。
反対側から
主幹の深い溝は昭和初期の落雷によるもの。
大アベマキは落雷や台風による大きな傷跡を残してはいるものの、急な斜面にしっかりと立っており樹勢も良いようです。
2箇所できつい山道を約1400m歩き、疲労気味ですが、巨樹散策の当初からの目標であった国指定天然記念物の2本に会えることができました
この後、少し離れていますが、同じ山間にある「ひょうごの巨樹・巨木100選」に選ばれているシラカシの巨樹を見に行きます。

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