≪2日の続編≫
地蔵堂のクロガネモチを後に、少し、北にいった田園地帯にある廃寺跡歴史公園に立ち寄りました。
土地改良事業で田圃の真ん中に築造された真っ直ぐで広い道路を進むと少し小高い丘が見え、その手前に駐車場があり、その横に広渡廃寺跡が一目で分かる品々や出土品が展示されている鉄筋平屋建ての立派な
「ガイダンスホール」が建っています。
化粧石積
化粧瓦積
・国史跡(昭和55年12月5日 指定)
「広渡(こうど)廃寺跡歴史公園」
・所在地/小野市広渡町304−1
・入園料無料
・駐車場無料
・開園時間/9:00〜17:00
・休園日/毎週月曜日(但し、月曜日が休日の時は翌日)
廃寺跡詳細
整備される前
発掘時
ホールから少し上がると、広大な歴史公園があります。
寺院跡を中心に周りを綺麗に管理された青々した芝生が覆い、子供が遊ぶには最適です。
(アップでご覧下さい)
公園の野外に縮尺1/20の伽藍模型があります。
精巧に造られており、セラミック製のため錆びていません。
規模の大きさと建物美には驚きです。
たまたま清掃されていたので、柵の中に入れてもらい、身近で拝見できました。
南大門の正面から。
瓦一枚一枚が正確に復元されています。
個々のアップ画像を撮るの忘れました・・・残念
1.
南大門⇒東西14m、南北7mの基檀。南側に階段、東西に築地。
2.
中門⇒東西11.5m、南北8.5mの基檀。檀上には、東西8.5m、南北4.5mの規模の門が建っていた。
3.
西塔(三重塔と推測)⇒一辺10mの方形基檀。
4.
東塔(三重塔と推測)⇒一辺10mの方形基檀。
5.中門の後ろに見える
金堂(こんどう)⇒東西15m、南北12.5mの基檀。
6.金堂西側にあった
鐘楼⇒東西7.5m、南北7mの基檀
7.金堂東側にあった
経蔵
8.金堂の後方にある
講堂⇒東西25m、南北12mの基檀
9.
北門⇒東西12m、南北8mの基檀。
10.
回廊⇒幅5m、東西60m、南北90mの範囲を囲んでいます。
南大門斜め左側から(アップでご覧下さい)
北門斜め右側から。
北門斜め左側から。
北門を潜ると、講堂、その後方に金堂、金堂左側には経蔵があります。
作業をされている人と比べて下さい。
南大門から見る。
中門の正面奥に金堂跡の
基檀。その左右に西塔、東塔の基檀が整然とあるのが分かります。
金堂跡
基檀と礎石。南に3m拡張され、その部分のみが化粧瓦積になっています。
化粧瓦積
金堂の礎石
西塔跡
東塔跡も同じ規模です。
西塔心礎
回廊跡
北門跡と化粧石積
歴史を学ぶのもよし、遊ぶのもよし、デートもよし。
本当にいい公園・素晴らしい公園です。

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