・神戸市唯一の国宝の寺
「太山寺」(たいざんじ)
・所在地/神戸市西区伊川谷町前開224
・山号/三身山
・宗派/天台宗
・本尊/薬師如来・十一面観音
・創建年/伝 716年
・再建年/1293年(1285年に前身の建物が火災で焼失)
・開基/藤原 宇合
・拝観料/大人 300円
・拝観時間/8:30〜17:00
・駐車場/無料
参道の真ん中辺りにある駐車場から石畳の参道を歩き、寺へと向かいます。
また、
この地方の一大法城として南北時代には支院四十一ヶ坊・末寺八ヶ寺・末社を六ヶ社を持ち、僧兵も養っていたが、現在は仁王門・国重要文化財(駐車する場所がなかったため、画像はありません)から参道の両側に四ヶ坊(寺のパンフレットでは五ヶ坊)の塔頭があります。
右手の白土塀の中には、塔頭寺院で国及び県指定文化財の「枯山水の庭」がある安養院と成就院が建っています。
中門が見えてきました。
・国宝 (昭和30年8月22日 指定)
「太山寺 本堂」
本堂から見た境内
真ん中の左手に
「手洗舎」が見えます。
外部は
蔀戸が用いられ、上部半分は外に釣り上げられています。
下部半分は外せる仕組みになっていますが、正面のこの戸は外せないようになっているようです。
裏手から
堂内の柱の並び方は、兵庫県加東市にある
「国宝・朝光寺」とよく似ています。
どちらも太くて見事な柱です。
朝光寺の本堂内
・県指定文化財 (平成元年3月31日 指定)
「三重塔」
本堂から見る。
塔の周りにはイロハモミジや桜の樹木が植わっており、各シーズンには綺麗な景色が眺められることでしょう。
阿弥陀堂
・再建年/1688年
阿弥陀堂に安置されている
・国重要文化財
「阿弥陀如来坐像」
この丈六の阿弥陀如来座像は平等院の鳳凰堂にある座像とほぼ同じ大きさ(約2.74m)様式だそうです。
鐘楼
太山寺川に架かる
閼伽属橋を渡ると奥ノ院。
他に見所として
・県指定文化財」 (平成元年3月31日 指定)
「成就寺庭園」(枯山水様式)
・国重要文化財名勝 (昭和55年2月19日 指定)
「安養寺庭園」(枯山水様式)
・拝観日は確か4月27日〜5月5日と11月の2回と張り紙がしてありましたので、今回は見ることが出来ませんでした。
土塀も高く、外からは全然見えません。
桜やイロハモミジ等の樹木が、境内一杯に植わっており、特に桜や紅葉のシーズンは本堂・三重塔に美しく映え、本当に見応えある光景が浮かびます。(しかし、駐車場もあまり広くない上、参道も狭隘のため、混雑がネックになるでしょう)

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