連日の暑さに熱中症が多発。
ホンマに



涼しさを求めて・・・丹波市の山間にある小さな尼寺で、洞窟に囲まれた本尊や滝のある渓谷など境内は自然が一杯で、心休まる散策が楽しめる寺へ。
「岩滝寺」
・所在地/丹波市氷上町香良613−4
・山号/不動山
・宗派/真言宗大覚寺派
・本尊/不動明王
・創建年/ 800年〜813年
・開基/弘法大師
・拝観時間/特に定めなし
・拝観料/紅葉期のみ200円
・駐車場料金/普通車 200円
岩滝寺境内周辺の案内図(拡大)
一番手前の駐車場に車を置いて参道を上ります。
(実は参道の途中に何箇所か駐車場があるの知りませんでした)
五台山の登山口にもなっているのですね。
参道の両サイドには紫陽花が植わっていますが、まだ蕾状態でした。
回廊も整備されています。
途中に参拝順路の案内板があり、それに従って進みます。
渓谷にかかる石橋を渡り、杉木立の中を上ります。
正面に大正門(鐘楼門)が見えてきます。
2011年12月公開の東宝映画「源氏物語・千年の謎」で、生田斗真が演じる源氏が大正門に向かって、石段を駆け上るクライマックスシーンが撮られた場所だそうです。確かに絵になる景色です。
大正門(鐘楼門)
境内側から見た大正門。
上部が鐘楼になっている鐘楼門の形式。
よく見ると、鐘を叩くために登る階段が見当たりません。
どうやって上に上がるのでしょうかねぇ?
また、元々、扉と門の両サイドの板塀は無く、撮影のため、映画会社が作製したそうですが、あたかも門と同時代に造られたかのように見え全然気付きませんでした。
セット製作技術に驚かされます。
門を潜ると正面に小さい茅葺の本堂と右手に庫裏が建っています。
本堂の向こうに岩山(城山、向山)が聳え、趣のある借景です。
(私達の後に観光バス1台が到着し、賑やかな散策になりましたw)
本堂(観音堂)
特に本堂周辺にはもみじの木が多く生えており、紅葉のシーズンは見応えがあると思います。
参道〜寺〜滝にかけて、杉木立の間にも楓などの多くの樹木が自然体に生えており、境内の紅葉ともども、丹波三大紅葉寺(高源寺・円通寺・石龕寺)に勝るとも劣らない紅葉の名所ですね。
寺を後にし、マイナスイオンをお腹一杯吸いながら、約300m上にある
「独鈷の滝」・「洞窟内に祀られてある弘法大師作と伝えられる本尊不動尊」に向かって、岩滝寺渓谷を左手に見ながら、石畳の参道を上がっていきます。

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