映画レビューは “アトリエミシェルの製作&柴犬ブログ”にて更新中。 http://ameblo.jp/atelier-michelle/

2010/6/30

お客さんのおススメ映画  映画

実話だと聞いたけど、小説?
『パピヨン』(1973)
あるお客さまの≪好きな映画ベスト10≫の中に『パピヨン』があり、それを見た(たぶん)同年代くらいの方が懐かしい…と感慨深そうにおっしゃっていたので、すごく気になり観てみることにした。DVDはなくビデオを借りた。
クリックすると元のサイズで表示しますスティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマン主演。1973年の映画なのにダスティン・ホフマンが全然若くないっ。スティーブ・マックイーンの映画を初めて観たような気がするが、あんなに演技派だったとは知らなかった。まるで仲代達矢のような…。
胸に蝶の刺青をしているところから“パピヨン"と呼ばれたアンリ・シャリエールが1931年、無実の罪で終身重労働を宣告され、南米仏領ギアナの刑務所に送られたが、数度に渡る脱獄を試みたのち、ベネズエラの市民権を得たという数奇な体験を綴った同名小説の映画化(goo映画の解説から)。実話だとしたら、誰が一部始終を語り継いで小説になったのか…同じ受刑者だったダスティン・ホフマン演じるルイ・ドガしか語れる人はいないと思うのだけど。
2度の脱獄による処罰は、独房での2年と5年。心身ともに耐えきれず死ぬことさえ当たり前のようなせまい空間で、生きるためにできる限りのことをする。こっそりと食べ物を差し入れた友の名を白状しなければ、ただでさえ足りない食事を半分にされるとなっても決して裏切らなかったパピヨン。それは友情というよりも、半死の状態でも信念を貫いた彼の人間としての強さによるものだろう。男の意地ともいえるか…。やはり本人の言う通り無実だったに違いない。かなり古い映画なのに、衰えていく特殊メイクも演出もすばらしくおもしろかった。名優による名作と言える。
それにしてもよく死ななかったなーというのが一番の感想だ。お客さま、教えていただいてありがとうございます!


10

2010/6/22

話題作2本!  映画

睡眠不足に打ち勝つ映画はどっちだ。
『アイアンマン2』『告白』
2週連続で映画館に行ってきた。
クリックすると元のサイズで表示します期待の『アイアンマン2』…天才ロバート・ダウニーJr.演じるトニー・スターク社長はやはり強烈な個性とセクシーさで大満足。ただ今回は、体に負担のかかり過ぎるエネルギー源を埋め込んでいることが原因で悩み、荒れる。そんな社長に愛想を尽かした秘書のグイネス・パルトローとドン・チードルが大活躍!むしろアイアンマンよりも働いている。
クリックすると元のサイズで表示します今回出演のスカーレット・ヨハンソンのキャラクターがまたスゴイ。顔の可愛さが少々ジャマしている感があるものの、映像の技術でアクションスターのように見えなくもない。クリックすると元のサイズで表示します気になる俳優サム・ロックウェルはまたイヤなキャラを爆進中。そんなサムのイヤなキャラをさらに見るなら、主演(怪演)した“コンフェッション(G.クルーニー初監督作、こちらも『告白』)”がおススメ!
テレビのCMで何じゃこりゃっ?! な派手な動きを見せているミッキー・ローク、『ナインハーフ』時代を知っているものからすると、いたたまれない。はるか昔からいたたまれなくなりつつあったけど、ひどすぎるだろー。その分、アイアンマンの敵として怖いのは確か。そのミッキー・ロークがサーキットに登場するシーンをはじめ、睡魔に勝てずちらちらと見逃してしまったーぁ、不覚! おもしろかったけど、3は一体どうするんだろうと心配である。

そして『告白』…松たか子主演と思っていたら、子役があそこまでメインだとは!どの子もうまい。演出もきっとうまいんだろうなー。クリックすると元のサイズで表示します問題作というよりは完璧エンターテイメントだ。残酷で、残酷で。きっと小説が本当におもしろいんだろうと思う。起承転結というか、最後の決着のつけ方までちゃんとできていた。何となく想像させてとか、どうなるんだろうと思わせて終わる映画がよくある中、これはすっきり!登場人物各々の告白形式で、一つの事件について語っていくのだが、表面に見えていたものと真実や心の中は全く違っていたことがオソロシイ。この話、芥川龍之介作品の現代版のようにも感じる。
この映画のテーマが“いじめ”という単純なものではないけど、私の子供の頃はいじめなどするのが恥、人にバレたら困るという気持ちの方が強く、陰で悪口を言って笑う程度だった。学校によってはあったのかもしれないが。いや違う、当時は私が全く気付かなかっただけで、身近にもあったことを思い出した。とは言え、仲間はずれくらいのものだった(と思う)。いじめられる本人にしたら、それだけでも死にたい思いだっただろうに、昨今見聞きするいじめの悲惨な結末に胸が痛む。私なら立ち向かっていけるだろうか…。あの頃はいじめっ子退治までしてたなあ、平和だった。で、この映画は睡魔を寄せ付けず、最初から最後まで衝撃的でおもしろかった。『告白』の勝ち!


2



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ