映画レビューは “アトリエミシェルの製作&柴犬ブログ”にて更新中。 http://ameblo.jp/atelier-michelle/

2010/8/25

夢をめったにみないけど侵入可能?  映画

お客さまイチオシ映画
『インセプション』を観ながら
眠りに落ちてしまった…


最近来店された若い女性のお客さまが、『好きな映画ベスト10』の1位にいきなり『インセプション』と書き込み、クリックすると元のサイズで表示しますまた別の女性のお客さまが『映画館で見た方が絶対いい!』とものすごく感動していた。
まあ、ありえないことだが、人が夢をみている間にその潜在意識の中に入り込み情報を盗む産業スパイの話だ。その中でもスゴ腕のコブ(ディカプリオ)は、サイトー(渡辺謙)に不可能と言われる情報の植え付け“インセプション”を依頼される。ところがターゲットはそれを阻止すべく訓練していて、入り込んだ夢の中で襲われて、戦ったりする。
『マトリックス』のようなSFものをあまりおもしろいと思わないない店主は、インセプションもたぶんダメだろうと二の足を踏んでいたのだが、期待を少し膨らませてやっと観に行くことにした。しかーし、やはりのっけから襲いかかる睡魔!に打ち勝てず、目を閉じては開けての繰り返し。ただでさえ複雑でわかりにくいと評判のストーリーが理解できるはずもなく、おもしろそうでもあったが、特に心を動かされることもなく終わってしまった。気づいたら何のために何を植え付けたのかわからないままだった。夢が何層にもなっていて…とにかく難し過ぎる。プログラムを買って読んでもわからなかった。
ただし、おもしろいと評価している人の方が多いので店主の感想は参考にはなりません。
クリックすると元のサイズで表示します今回も絶賛されている渡辺謙がカッコよかったかと言うと、そうでもない役柄だ。でも、出てくる俳優たちはみんなステキで、大物&有名俳優が次々に登場する。キリアン・マーフィーまで出てくるのだ!個性を殺して、夢に侵入される大会社の御曹司役をさわやかに演じている(『バットマン・ビギンズ』で不気味過ぎる悪役スケアクロウを、ダニー・ボイル監督の『28日後…』で主役、『プルートで朝食を』のニューハーフ役でゴールデングローブ賞受賞!『麦の穂をゆらす風』で演じたアイルランドの悲しい青年兵士役は高評価を得た。すべて必見である!)。
さらに納得できないのが、ディカプリオの抱えるトラウマが『シャッターアイランド』の時と同じと言ってもいいくらいの設定であること。演じているディカプリオ本人も気づかないわけがないのに…。
「あの役はディカプリオじゃなくても別によかったかな」とお客さまも言ってたけど…その通りだと思う。
…次の『ベストキッド』に期待だっ!
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2010/8/19

戦後65年目の映画  映画

戦争だけでなく人間の性さがを描いた作品
終戦記念翌日の『キャタピラー』鑑賞

寺島しのぶがベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞したことで話題の『キャタピラー』を見た。
キャタピラーとは《芋虫》のことで、戦争で両手両足を失い戻ってきた夫のことをさしている。その夫の世話をする妻の日常と心情を主に描いた物語なのだが、戦争の悲惨さや残酷さだけを描いているとは思えなかった。
人間の持つ欲望や残酷さ・復讐心を、戦争によって表面にあぶりだした作品とも言えるのではないか。なので、何とも複雑な思いを抱えて映画を見ることになった。
あの時代、恋愛結婚ではないと思われるこの夫婦の愛情の程度も結婚期間もわからないが、あまりに悲惨な姿になって家に運ばれて(!)きた夫を見て、思わず外に逃げ出し泣き叫んだ妻。最後まで見ても正確な心境はわからない。深く深く愛していたら、どんな姿になってでも生きていてくれるだけでうれしいと思うのだろうけど、この場合はどうだったのか…。実際に、多くの人がこのようなことになっていたのではないか。
四肢のない状態をCGを使わずに撮影しているというのもスゴイ!(確実にそう見えるのに…)
詳しいエピソード(や最後に何が起こるのかは当然)は書かない方がいいと思うので、興味のある方には是非見ていただきたい。
数々の大胆演技で女優賞を受賞している寺島しのぶ。見た映画すべてがある種の大胆演技なので、そういう役なら寺島しのぶ、みたいになってしまっているようにも感じる。母の富司純子の心境が、他人ながら痛いようにわかる。昔映画でヌード出演が決まった時『この映画に出たらお母さん自殺します』と言ったらしいが、それからどんどんすごいことになっていってるし。そんなことでもかなり驚かされる映画だ。
ストーリーについて詳しく知っておきたい方はこちらででどうぞキャタピラー - goo 映画

ミシェル喫茶室には戦争に関する絵本や本も多々あります。次回ご紹介いたします。
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2010/8/6

テレビで名作鑑賞。  映画

天才は最初から天才!
日本未公開の≪パンチライン≫'88
トム・ハンクスはこれ以上進化しようがないかも。


クリックすると元のサイズで表示します勘違いしていた!トム・ハンクスはスタンダップ・コメディ出身の俳優だと思っていた。
先日深夜放送された日本未公開の『パンチライン』で演じていたのがスタンダップ・コメディアンで、さすがにうまいななどと思い、トム・ハンクスについて検索してみたら『シェークスピア劇団に所属』とか…(!?)お笑い芸人が演技をすると意外にうまいことはよくあるが、コメディアンをうまく演じられる役者の方がもっとすごい!
『パンチライン』は、親に内緒で医大をやめてスタンダップ・コメディのライブに出演しているスティーブと、3人の娘をもつ幸せな主婦でありながらコメディアンを目指すライラ(サリー・フィールド)やライバルたちの真剣なドラマである(ステージでくり広げられるジョークに映画の中の観客は大爆笑なのだが、実のところ全く笑えない…のはしかたないか)。
スカウトも注目している、才能にあふれ自信たっぷりのスティーブだが、ある夜、観客の中に期待していたスカウトでなく父親の姿を見つけて、ジョークどころか舞台をグダグダにしてしまい逃げるようにステージを降りる。それを慰める10歳年上のライラに恋をするが、夫を愛しているというライラに失恋。その悲しさと怒りから雨の中を歌い踊るせつない演技や必要以上に苦悩して爆発するようにジョークを連発する演技は必見!この二人、後に『フォレスト・ガンプ』で母と子を演じる!
ライラの夫(ジョン・グッドマン)は家庭を顧みない妻に不満タラタラなのだが、最後には妻の真剣さを理解し、ステージを見に行き大爆笑。妻を誇りにさえ感じる。子供たちを含め家族の温かさには大感動だー。
ある夜のライブは、審査員も入るテレビのコンテスト番組となるのだが、果たしてその優勝者は…是非観てください!簡単には決まりません!

クリックすると元のサイズで表示しますトム・ハンクス主演の作品は、どれもが代表作と言える秀作ばかり。『フォレスト・ガンプ/一期一会』『プライベート・ライアン(冒頭数十分の上陸・戦闘シーンは衝撃!)』『ターミナル(オチ以外は傑作で大爆笑)』『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(ある小国での戦争を止めようと策を講じるお気楽政治家の話だが実は深くハードな、実話を基にしたストーリー!これも必見)』などなど。『フィラデルフィア』は共演のデンゼル・ワシントンと共に演技は最高なのだが、エイズを描いた作品なら『ロングタイム・コンパニオン』が現実的で深い(余談ですがおススメ!)。
初監督作の『すべてをあなたに('96)』を見ればトム・ハンクスがいかにロマンチックな感性の持ち主かがわかる。60年代を舞台にしたロックバンドの恋と青春の物語。リブ・タイラーやまだ新人のころのシャーリズ・セロンも出ている。
トム・ハンクスはアメリカで一番好きな俳優に選ばれたりもしている名優。どの作品も一見の価値ありでしょう。
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