映画レビューは “アトリエミシェルの製作&柴犬ブログ”にて更新中。 http://ameblo.jp/atelier-michelle/

2010/10/5

名作時代劇の現代版  映画

1963年作品のリメイク
『十三人の刺客』は役者を楽しむ映画だ
キャスティングの妙と発見の連続

クリックすると元のサイズで表示しますどうしたことだろう、見終わった時何の感動もなかった。心が動かされるようなストーリー展開はどこにもなかった。プレ情報通りの話だった。
だからといって退屈したわけでもない。当たり前だが役所広司はうまい。何を演じても違和感がない(大和ハウスのCMさえ見るたびにスゴイと思ってしまう)。この映画は役所広司演じる島田新左衛門が、公には手を出せない暴君の殿様の暗殺を頼まれ、総勢13人で300人を超える鉄壁の布陣に戦いを仕掛けるというもの。
この映画で多くの人が評価していることだが、暴君役の稲垣吾郎!がホントによかった。想像していた以上に出番が多く、すさまじい残虐さだった。将軍さまの弟で《上げ膳据え膳》で大人になった殿様に異常性質をプラスしたキャラクターだが、子供時代からアイドルだったゴローちゃんの幼稚性の部分が重なる。起用した人がどこまで計算していたのか知りたいところだ。この映画の一番の見どころと言えるかも。ちょっと残念だったのは、最後の最期の演技力かな。
クリックすると元のサイズで表示しますそして、市村正親!時代劇にもあんなに馴染むとは…武士の中の武士だった。舞台以外では、ドラマにコミカルな役で出ているのやトーク番組でおもしろすぎるのを見たぐらいだったので、驚いたし、カッコ良かった!さすがだ!歌舞伎の松本幸四郎がドラマで味のある役をこなすのと同じように、才能ある役者は何でもできるのだ。松本幸四郎のこの映画での役どころが泣ける。悲惨だが泣ける。この時代に生きた人々の命は、使いどころが違う。人間いつかは死ぬという生き方ではない、切腹や自害が生活の中にあるのだ。クリックすると元のサイズで表示します
店主の前世は、ある先生に見てもらったところ、そんな時代のくノ一(女忍者)だったらしい。先生も初めて屋根の上を走る人物を見たと言う。店主が子供のころから忍者になりたかった謎が解けたのだが、当時の私は自害したらしい。今じゃ絶対ムリだ。高いところも刃物も怖い。あこがれのJACにも入れるわけがない。
松形弘樹の殺陣はまさしく本物!あの年齢で仲間に入っていることに少々違和感を感じるが一番動けていた。やっぱり本物はいい。できれば千葉真一も配してほしかった。
こうなってくると、63年のオリジナル版(工藤栄一監督作)が是非とも見たい!どこかにあるかな…。

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