2012/2/16
ゴローちゃんの言うとおり 映画

『ドラゴンタトゥーの女』
デヴィッド・フィンチャー…作品ごとにやってくれる。『ベンジャミン・バトン』も『ソーシャル・ネットワーク』もそうだが、全部カラーが違う。
オープニングのCG表現がまずスゴイ。あまりCGが好きでない店主も釘付けになった。ヒロイン・リスベットの悪夢を表現しているらしい。
原作小説をすごく読みたくなった。もっと詳しくリスベットやミカエルのことを知りたいと思わせる映画だ。


今回は特に派手な役でもなく、知的な雑誌記者らしい英国カジュアルをタイトに着こなしていて、それだけで大興奮だった。担当スタイリストにアカデミー最優秀スタイリスト賞を授与したい!

記者なのに007の時のような目にも遭うので、手に汗握るシーンもあり!!
月イチゴローの映画評は、毎回あまりにも事細かい点までが一致しているのでゴローちゃんはソウルメイトだと勝手に思っている。
もちろん物語の核は、ヒロイン“リスベット”の信じられない大活躍なのだが、まるでマンガ。頭が良過ぎるし、身体能力も行動力もボーンやハントのレベル。悲しい境遇から脱出できるのかなと思ったら、最後は切なさも残してたぶん2に続くのだろう。
リスベット役を射止めたルーニー・マーラがアカデミー主演女優賞にノミネートされている。サッチャー首相を演じたメリス・ストリープなど強敵ぞろいの中、獲ったら奇跡〜。『マネーボール』のブラッド・ピットも…。

2012/2/8
まさにテレプシコーラ! 日記

高校生が優勝!
たまたま昨年、以前途中まで読んでいた『テレプシコーラ』(ダ・ヴィンチ連載のマンガ)を、ご近所の整体師さんが貸してくれるというので、第1部&第2部完結を一気に読んだところだった。
その第2部は全編、今話題のローザンヌ国際バレエコンクールに主人公が出場するという内容。『テレプシコーラ』は、幼少時代からプロのバレリーナを目指す、運と才能をもった子供たちがいかに厳しい世界で闘い抜き、一握りの成功者となるかを描いている。スポ根もの以上だ。
なので、今回の女子高生の優勝にはひときわ感激した。
クラシックバレエだけでなく、創作ダンスのようなコンテンポラリーや数日間のレッスンまでもが審査対象になる。それゆえにレッスンの場所取りも含め、いかに審査員にアピールするかの積極性が必要なこと、出場者間の心理模様など『テレプシコーラ』には事細かに描いてある。
まだ読んでない方、必見です。ドラマ化は難しいでしょうねえ。

2012/2/5
正真正銘の実話! 日記

後で読むことをお勧めします。
『127時間』
〜アーロン・ラルストン 奇跡の6日間〜
文庫本『優駿』をくれた元同僚から、映画『127時間』の原作となった文庫本をもらって読んだ。もうTSUTAYAにDVDが並んでいるので、映画鑑賞後には是非この本も読んでほしい。
ダニー・ボイル監督が映画化した1時間34分の物語だけでもどうしようもない感動と驚きだったのに、実際のところは127時間なのである。
人がめったに入らない山中の断崖で岩に手を挟まれて身動きできなくなった状態で127時間。一体どうなるのか…。店主なら一刻も早く死んでしまいたい!という状況だ。
実はこのアーロン、理系の優秀な人でありアウトドアのプロとも言える人物。なので、普通の人にはとても思いつかないようなサバイバル方法を冷静に、できる限り試して体力をつないでいく。と言っても、片腕が岩に押しつぶされたままだ。その痛みについては映画でも本でもあまり触れていない。
決してあきらめないが、○時間後、○日後に自分がどんな状態になってしまうかを考え、遺言代わりに最初から自分の姿を録画している。刻一刻と気持ちの変化があり、思考錯誤も繰り返す。
アーロンは週末を利用して山に出かけたので、消息不明だと気づいて周囲の人が動き出すのにも数日かかっている。勤務先の人、友人、母親などそれぞれが必死になってできることをしようとする。
解説に、ブッシュ大統領がアーロンの手を押し潰した岩石を「悪の枢軸に加えよう」と言ったとある。アメリカだけでなく世界中で話題になったようだ。
まずは映画、そして本をお勧めします!

タグ: サバイバル
2012/2/1
ゾンビ好きなら… 映画

続編『28週後…』が
2週連続で放送されます。
ゾンビ好きなお客さんに聞いても、誰も観ていないという『28週後…』、かなりの傑作です!
『28日後…』はダニー・ボイル監督、キリアン・マーフィ主演。
チンパンジーを使った実験から人間を凶暴化させるウィルスがイギリスに蔓延した28日後…、事故に遭い病院で昏睡状態だったキリアンが目覚めると人の姿は全くなく、街に出ると…
ゾンビと違うのは、死体ではないので走るのが早いこと!陸上選手を使って撮影したというスピード感演出。

『28週後…』のプログラムは、おっそろしい写真ばかりで中をお見せできないほど。ゾンビ好きは確実にこの映画に満足するハズだ。
その『28週後…』は、何とロバート・カーライルがとんでもない役で主演。一体ギャラをいくらもらったのかっ!? とにかくスゴイことになります!
ウィルスが終息したとして解除令が出たイギリスに住民を戻すという話なのだが。何と浅はかな…、たった半年少々しか経っていないのに。うようよ潜んでいるに違いないっ!
こっちの方がおもしろいのは、親しい人間が感染してしまった時にどうするのか、というゾンビ映画の核心が描かれているところだ。また、こんな映画なのに想像を超えるイギリスの美しさにも感動させられる。
『Mi:4』のジェレミー・レナー、ローズ・バーンも共演。見逃しているゾンビファンの方、怖いものが見たい方、必見です!
テレビ東京『午後のロードショー』2月2日(木)、9日(木)pm1:25〜放送!
