映画レビューは “アトリエミシェルの製作&柴犬ブログ”にて更新中。 http://ameblo.jp/atelier-michelle/

2013/2/1

心拍数に変化なし。  映画

『アウトロー』
公開初日に鑑賞


見終えて「…なるほど」という感想。
ミッションインポッシブルがあまりにおもしろいので
それを超えるハズはないと思って行ったので
がっかりすることもなく、退屈もしなかった。
6発の銃弾と5人の死者で始まるストーリーは
毎日見ているCSIと同じようにおもしろかった。
が、トム・クルーズ以外のキャラ(もしくは俳優)に
特別魅力がなく、話の展開もB級感がぬぐえない。
激しく長いカーチェイスも、
思わず「うわあーっ!」ということがなかった。
一匹狼の元軍人が法を無視して悪党を成敗する。
誰かのレビューにもあったが確かに「古臭い」かもしれない。
クリント・イーストウッドの映画を見ているようでもあった。

クリストファー・マッカリー監督
『ユージュアル・サスペクツ』で脚本、
トム・クルーズ主演の実話を描いた
ヒットラー暗殺計画『ワルキューレ』、
次回作『ウルヴァリンSAMURAI』
ユニークな作品を撮っているのだが、
『アウトロー』は至って普通。

今作にはいろんな役で似たような老俳優が3人出てくるので
あるシーンで「あぁー、あいつ!」
隣席に座っていた夫婦が勘違いして盛り上がっていた。
その中のひとりが頼もしい助っ人になるのだが
もう少し若かったら、味のある相棒になれたのに残念。

こうなったら
トム・クルーズの5月公開の新作
『オブリビオン』に期待だー!
まるで宇宙戦争の続きみたいな話のSF大作らしい。
ジャック・リーチャーからジャック・ハーパーって
名前は代わり映えしないが…

トム・クルーズが
イーサン・ハントに負けない新しい当たり役を目指すなら、
『コラテラル』で演じた白髪まじりの寡黙な殺し屋くらい
別人キャラを生み出して欲しい。
できれば、ジョン・ダニングの小説に出てくる
元刑事で古本屋店主クリフォード・ジェーンウェイ
探偵のように事件を解決していくシリーズを映画化して欲しい。
ちょっとタイプが違うかもしれないので、
主演は少し知的な俳優でお願いしたい。
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2013/1/24

トラとどのくらい共存できるかって?  映画

ブッカー賞に輝いた『パイの物語』の映像化
『ライフ オブ パイ/トラと漂流した227日

*20世紀FOX映画 試写室にてクリックすると元のサイズで表示します

圧倒的な映像美が話題の映画。
確かに全シーンがアートと言えるくらい美しい
『ブロークバックマウンテン』
『グリーン・デスティニー』
アン・リー監督作。
今まで3Dメガネが必要と思ったことはなかったが
この映画で初めて、3Dの効果に感激!
自然に生息しているかのような動物を目の前に感じ、
澄んだ水の中から見た外の世界の美しさを堪能した。
まさに文学×アート

見終わった後のアンケートに、
Q.あなたはトラとどのくらい共存できると思いますか?
とあったが、クリックすると元のサイズで表示しますこの話、実話でもないのだから
誰がどう考えても[A.24時間以内]にチェックだろう。
トラに見つかった瞬間に考える間もなく終わる。

物語は、トラと漂流した227日だけでなく、
少年のパイという名の由来に始まり
両親のこと、育った環境から興味を抱くこと、
海に投げ出されることになる事情も描かれている。
何しろ、象や猛獣の鳴き声が聞こえる動物園のそばで育った私には
パイが他人と思えない。

*心理テスト*
トラ、ハイエナ、シマウマ、オランウータンの中では
自分はどの動物だと思う?
この答えをもって、観に行ってみるとおもしろいかも。

大げさかもしれないがクリックすると元のサイズで表示します
自然の生態系、食物連鎖を目の当たりにするシーンがあり、さらにそれをくつがえす植物の登場など
予想を超えるドラマが繰り広げられる。

ハル・ベリー似の少年時代のパイ、美しすぎる母、
超意地悪なコック役にフランスの名優(最近国を捨ててロシア国籍を取得した)ジェラール・ド・パルデューが船上シーンのみの登場。クリックすると元のサイズで表示します

ユニークな少年の大冒険の物語、
観るなら、大きなスクリーンで観ないと後悔するでしょう。

サバイバルの心得*1に泳力、2に探究心

3

2013/1/21

日本のドラマ感覚  映画

クリックすると元のサイズで表示します試写会で久々のヒット!
人生、ブラボー!


さすがシネスウィッチ銀座セレクト!
前にロングランとなった
イタリア映画『人生、ここにあり!』
に続いて“人生”第二弾。原題は
『STARBUCK(スターバック)』。
カナダ映画だが、フランス語圏の
ケベックが舞台である。
すでにハリウッドでスピルバーグ
会社がリメイクするというお墨付き。
しかも監督は同じケン・スコットで、インドで撮っている。
ひょっとして歌うのか!踊るのか!

一家で営む精肉店のダヴィッド42才独身で、
任されている配送の仕事もまともにできず、
妊娠したガールフレンドに愛想をつかされているような男。
彼は若き頃、693回の精子提供をしていたのだが、
ある日、同時に533人の子供が誕生していたことを知らされる。
それも親友の弁護士から、142人の子供たちが
身元開示を求めて訴訟を起こしていると告げられたのだ。
「冗談じゃないっ!」と匿名を守るための裁判を
起こそうとするダヴィッドだったが、
つい子供たちの資料を見てしまい、
その中のひとりが応援するサッカーチームで
プレイする選手と知り、こっそり応援に行く。
クリックすると元のサイズで表示しますそれから歯止めがきかず、一人、一人と探し出して…
と同時に、生まれてくる子供の父親になるために奮闘する。
クリックすると元のサイズで表示しますメインの子供たちを演じる若い俳優が
みんなカッコよかったり美人だったり。
ダヴィッド役のパトリック・ユアールも、
刑事やギャングを演じさせたら相当クールな男前だ。

彼が精子提供をしたのにもある訳があり…
父親や兄弟たちとの絆も
生物学上の子供たちとのつながりも
人間っていいな、と思わせてくれる。
クリックすると元のサイズで表示します

思い切り感動させながら、すぐに笑わせて
感動させ過ぎないようにしているかのような
気の利かせ方。
細かいところにもセンスを感じる。
日本の秀作ドラマを観るように馴染む映画だ。
必見です!!

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2013/1/20

3度目のメロメロ♡  舞台

3度目の生・三浦春馬!
ZIPANG PUNK 五右衛門ロックV
観劇。


二度の地球ゴージャスの舞台客演ですっかり成長した三浦春馬
劇団新感線の『五右衛門ロックV』に客演。
ずるいなあ〜、爽やかさはそのままに
劇団員に引けをとらない役者っぷりを見せてくれた。
時代劇のメイクで最初は誰かわからなかったのだが…

渋谷ヒカリエにある東急シアターオーブの
3階席1列目という、オペラグラスなしでは
役者の表情はとても見られない不利な席での観劇。
遠すぎるっ

三浦の役どころは、明智心九郎という探偵で
小林少女少女探偵団を引き連れて事件を解決していく。

豊臣秀吉に麿赤兒
村井國夫高橋由美子とさすがの演技と歌。
もちろん五右衛門役の古田新太は別格。

女盗賊の一人がやけに出番が多いので、誰だろうと
幕間に確認したら蒼井優だった。
つまり、あまり存在感のある演技ではなかった。
それよりも外国の女王様として
映像出演をした天海祐希美しさと迫力
さすがだ〜。とにかく美しいっ!

戦国時代に明智っていうとつまり…
物語も奇抜で相変わらずおもしろかった。
以前観た、森山未來や江口洋介出演の五右衛門ロックは
生まれて初めて心からのスタンディングオベーションを体験したが
今回は見ながらそれほどでもないな〜と思っていた。
がしかし、終盤やはりどんどん盛り上がり、
終わってみると顔はゆるんで大満足だった。
エンディングでも2度のカーテンコールでも
客席に元気いっぱい手を振り応えていた三浦春馬
あまりにもさわやか!

遠い席から見たから初めてわかったのかもしれないが、
舞台の下が演奏するスペースになっていて、
ドラムやキーボードの演奏が見える。
舞台上でも随所で役者がギターを演奏したり歌ったりというのが
芝居の一部になっていて、
歌と踊りが大部分、つまりミュージカルなのだ。
舞台の両サイドに大きなモニターがあり、
出演者の顔や歌詞がバンバン流れて楽しめる。
実のところマイクを通しての音が割れてて
何を言っているのかよくわからなかった。

シャルル・ド・ボスコーニュという外国人が
途中から現れるのだが、
メイクで全く誰かわからなかった。
長身で顔が小さく、ひょっとして三浦春馬の一人二役…?
もしくは宝塚の男役出身の女優かなとしばらく考えていたが
これも幕間で確認したら、
全く見たことのない顔の浦井健治という俳優。
姿形に反して100%お笑いの表情と演技がうまい。
帰ってから調べてみたら
仮面ライダークウガで敵の首領を演じて後、
数々の演劇に出演して受賞もしている立派な舞台俳優
新感線の前作『薔薇とサムライ』でも同役で出ていた。
五右衛門の物語と知っていれば見に行ったのに…残念。
映画版のDVDを見るしかない。

新感線の『五右衛門ロック』は必ずおもしろいと
確信した。
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タグ: 三浦春馬

2012/12/30

何度目の映像化が一番か  映画

見納めに大作鑑賞…で
レ・ミゼラブル

あまりに評判がいいので、見に行った。
ヤフーレビューも満点がほとんど。
その中で、☆ひとつで
「つまらなかった」とバッサリ斬っている人、
度胸があるなー。
正直なところ、私もほぼそっちに一票。
「これまでに見たミュージカル映画で一番」
という人もいたが、
ミュージカルっぽいのは
冒頭の囚人たちの過酷な労働シーンだけ。
個人的にミュージカル映画は
壮大な音楽の中で歌い上げ、みんなそろって踊りまくって
それだけでも感動してしまうパワフルなもの。

話はご存知の通りパンを盗んだために
19年もの歳月を牢獄につながれたジャン・バルジャンが
やっと仮釈放になったものの、
毎年出頭する義務を課せられ、その身分証のために
疎まれ、職にもつけず、寝る場所を与えてくれた司教の元から
銀器を盗んですぐに捕まったところ、
司教が与えたものと証言し、それを元に出直しをすすめる。
姿を隠し、年月を経て市長&工場主にと成功したが、
牢獄で厳しくあたっていた警部が
ジャンの下に赴任してきたことから、逃亡が続く。
幼い子供のために娼婦にまで身を落とすファンテーヌや
宿屋で過酷な労働をさせられる幼い娘のコゼット、
タイトル通り、様々にミゼラブルな人生を見せつけられて辛い。

そんな過酷な運命の中で“高潔に生きる”というのが
テーマなんだろうけど…
せっかくのヒュー・ジャッマンラッセル・クロウ
セリフに調子をつけて語るのが、
『オペラ座の怪人』ほどの声量はなく、踊るわけでもない。
終始、劇場でなかなかなじめないまま
お芝居を見ているようだった。残念〜。
舞台の展開と同じように、ぱっぱと次にいくので
えっ、何で?と、ダイジェストを観ているよう。
セットも完璧に作ってあるのだから
いい俳優の名演技でドラマを見せて欲しかった。

この日は、人気の最後列で鑑賞していたが、なぜか隣が空席で
もう終わろうかという時に女性がやってきて、
おもむろに鼻をすすって感動している様子。
こちらは感動のタイミングを削がれてしまった
が、さすがに大ラスの盛り上がりに、
あわててハンカチを目頭にやっぱり名作だ〜クリックすると元のサイズで表示します

1997年のリーアム・ニーソンジャン・バルジャンを見てみたい。
1957年のオリジナル映画は傑作で
特に主演のジャン・ギャバンがすばらしいらしい。


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