独鈷の滝を後にして、杉木立に囲まれ神秘的でヒメボタルの生息地として知られている神社に向かいます。
「内尾神社」
・所在地/丹波市氷上町三原字南奥島13
・起源は約1300年前、近くの大登峰に山伏が祠を造った。1185年に源頼朝が土地を寄進し、現在の場所に移ったと言われています。
(以上、新聞の記事より)
・地図上では、内尾神社は社務所や御旅所の場所になっていますが、本殿は社務所から、更にR78号線を約1kmほど奥に進むと左手に鎮座しています。
御旅所
・「由緒書」の看板が設置されていませんので、この神社の詳細はあまり分かりません。
・場所を教えて頂いた地元の人曰く「行事やヒメボタルの生息地等で結構有名な神社ですよ」と言われました。
杉木立の森の奥(約100m先)に拝殿が見えます。
この鳥居の前の道路(2車線で幅員も広いが、この先で行き止まり)と小川(渇水状態でした)の向かいは「ザ・サイプレスゴルフ場」です。
鳥居を潜ると、まさに神の領域です。
参道両側の杉並木は真っ直ぐ天に伸び、昼間でもなお薄暗く神秘的。
古木の証でもある、杉の根元には苔がぎっしり付いており、また、参道の杉並木の両側奥も若い杉の樹木で蔽われています。
このような環境の参道辺りでは毎年6月中旬〜7月初旬にかけて、
「森のホタル」と呼ばれている
ヒメボタルが美しく優雅に舞い、幻想的な世界を演じてくれるそうです。
今年の状況を今日、宮司さんに問い合わせると(0795−820−0803)
・今年は雨が少なく、ゲンジボタルやヒメボタルの数や出も悪いそうですが、7月初めまで見られますとのこと。
・道路脇の駐車場に車を停め、20時前後になると鳥居から参道辺りにかけて乱舞するそうです。
・また、注意事項として、「山ヒルが沢山いるそうで、長靴・帽子を着用し、草むらなどにあまり入らないこと、そしてごみなどは投棄しないようにお願いします」とのことでした。
ゲンジボタルに続いて、ヒメボタルが舞い始めます。
「ヒメボタル」はゲンジボタルやヘイケボタルより光は弱いが、明滅するのが早くキラキラした光り方は、華やかなに感じるそうです。
また、雄は飛びながら光を出し、雌は木にとまって出すそうです。
今回はその時刻まで待つ余裕が無かったため、機会があれば後日、幻想的かつ神秘的な光景を是非この目で見たいものです。
(友人からの画像・昨年6月下旬撮影)
↓
線状になって舞うみたいですね。
一番目の石段を上がると、両側に市指定の「大杉」が2本あります。
(大杉については、次回に記載します)
また、拝殿の後方に聳える大杉は落雷が原因か?、頂部が欠損しているが、それでも高く屹立しています。
拝殿
本殿
本殿左奥にある
磐座?
本殿に向かって右側に建つ
絵馬殿
明治・大正時代には雨乞いがよく行われ、この様子を描いた額も奉納されています。
広い境内に見事な杉木立の中に鎮座する神秘的で立派な神社です。
友人談:
神社敷地内ではアライグマや鹿などがよく出没し、たまに遭遇するそうですので、ご注意を・・・
今回、私は残念ながら青大将に遭遇しましたw

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