先週の土曜日は久し振りの雨も朝方には上がり、昼前から神社巡礼に出かけました。
到着するなり、幻想的な光景が迎えてくれました。
北近畿豊岡自動車道・山東ICから南方の脇道に少し入ると、聖域が漂う鎮守の森が目に飛び込んで来た。
・「但馬五社」(絹巻神社・小田井懸神社・出石神社・養父神社)
の一つ
・出石神社とともに「但馬一の宮」
式内社 「粟鹿神社」 (あわがじんじゃ)
・所在地/朝来市山東町粟鹿2152
創始は不詳だが、2000年以上前とも言われている。
元日には、但馬五社参りのため、北から南から多くの参拝者が列をなすそうです。
前方手前に勅使門、奥に随神門が建っています。
鳥居を潜り、こけむした参道を歩けば、木々の生い茂る境内へと導かれる。
・朝来市指定文化財 (昭和47年4月1日 指定)
「勅使門」
天皇家ゆかりの人物だけが利用したこの門は、600年以前の建造ともいわれ、重厚で圧倒的な存在感を放っている。
現在は、秋の例祭に開かずの門が開門されるそうです。
正面から
裏から
建物はかなり凝った造りになっています。
建築鮮やかな色彩に塗られていた門も、今は緑色が微かに残っているのみ。
随神門
門正面側に安置されている
・朝来市指定文化財 (平成23年2月16日 指定)
「木造著色随身倚像」
勅使門や狛犬と同様、塗料はかなり落ちていますが、これくらいの方が歴史を感じさせてくれます。
門の裏側に安置されている立派な狛犬。
・朝来市指定文化財 (平成23年2月16日 指定)
「木造著色狛犬像」
境内を覆うスギやヒノキなど樹齢300年〜400年の樹木も少なくない。
拝殿
境内は多種の樹木とスギゴケなど多様な苔に覆われ幻想的。
石造狛犬
通常より規模が大きく、重厚さと力強さがあり、存在感を示している。
前足には子供の狛犬がいます。(珍しいのでは)
拝殿・本殿
右側から
左側からみた本殿
大国主命の子である
「天美佐利命」や開花天皇の子である
「日子坐王命」が祀られる本殿の裏には古墳があり、
日子坐王命の墓とも言われている。
本殿のほか、天満宮など8社殿が配されている。
おまけ
座石に説明が刻まれているのですが、風化して読み取れません。
材質は石のようですが・・・
いつもながら、神社仏閣の巡礼は心身ともに清められ、和らぎを与えてくれます。

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