・西国第二十一番札所
「穴太寺」(あなおうじ)
・所在地/京都府亀岡市曽我部町穴太東/辻46
・山号/菩提山
・宗派/天台宗
・本尊/薬師如来・聖観世音菩薩(身代わり観音)として早くから世に当寺が知られるようになった)
・創建/705年(慶雲2年)
・開基/大伴古麿
●薬師如来は完全な秘仏として御開帳した記録はないそうです。
●観世音菩薩は33年毎の御開帳で普段は御前立の観世音菩薩が参詣がお迎えしておられます
京都府登録文化財
「仁王門」
・建立/17世紀中期頃
・構造/三間一戸の八脚門、入母屋造・本瓦葺
鯱鉾
仁王像
門を潜ると正面に本堂。
境内周囲には永い歴史を物語るが如く、巨木がたくさんあります。
本堂より高いイチョウの巨樹が後方に見えます。
・京都府指定文化財
「本堂」(観音堂)
・1728年(亨保13年)に前身の堂が焼失した後、1735年(亨保20年)に再建。
・構造/桁行、梁行ともに五間の御堂、入母屋造、本瓦葺の屋根に三間向拝がつく。
・多くの巡礼者が訪れる霊場の本堂の常として広い向拝下の土間と吹き放ちの外陣が特徴。
本堂内部の右脇に安置されている鎌倉時代の
「釈迦如来大涅像」
●お釈迦さまがインド クシナガラの地で生涯を閉じられ、涅槃に入られるお姿で、日本では2 月15日にその遺徳を追慕し涅槃像を供養しますが、大体が画像ですが、当寺のような等身大 の彫像は全国的にも大変珍しいものです。
蓮華座を枕にして横たわるお姿は円満で、悟りの境地に入られた表情をよくあらわしていま す。
●この尊像は1896年(明治29年)に本堂屋根裏よりお出ましになったそうです。
当時の住職と孫娘の病気平癒のため、日々参詣をしていた信者の霊夢によってこの尊像を探し 当て、堂内に祀ると孫娘の病が快癒したと伝えられている。
それ以来、諸病悉除の釈迦大涅槃像として、自分の病の個所と同じ尊像の部分を撫で、自分の体をさすり返すとご利益に与かれるとして、癒しを求める参詣者に全身を撫でられ光沢を放っておられます。
私も全身病だらけですので撫でて来ました。さて、ご利益は??
府の文化財も数多くありますので、続編は次回に・・・

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