雨の合間を狙って2年ぶりに、「ひょうごの巨樹・巨木100選」の中でも絶対会いたい2本が樹生する養父市大屋町に行ってきました。
まず、1本目は大屋町樽見の集落からみて南側の山の中腹、標高350mの位置にあり、集落から比高差約130m、林道を上がり、駐車場から徒歩約400mの位置にあります。
「ひょうごの巨樹・巨木100選」NO.50
・国指定天然記念物(昭和26年6月9日 指定)
・エドヒガンとしては兵庫県内で第3位
巨樹 「樽見の大ザクラ」(別名:仙桜)
(2020.3.31 撮影) 
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・所在地/養父市大屋町樽見字ケジメ85番地
申し訳ありませんが、見にくいと思いますので、Wクイックしてお読み下さい
駐車場に車を留め、いざ出発。
気合い入れて登りましょう。
石ころだらけの少し足元が悪い杉や檜の木立の山道を苔むす石積を見ながら進みます
山道の両側に石積みが広がっていますが、理由が分かりませんでした。
木立を抜けるとパッと視野が広がり、桜とみつまたの世界が・・・
みつまたの群生
満開が過ぎ、可憐な黄色から白っぽくなっている
奥前方の高台に見えてきましたがまだ先のようです
正面に大ザクラの雄姿が見える。
左に大きく迂回して登ります。
立派に成長した大桜の子桜を見ながら登ります
幹が一部腐り空洞になり、大枝が下に折れそうになった為、ジャングルジムのような形状で支えられています
少し高い場所からの全体の雄姿
さすが樹齢1000年。
重厚感と歴史を感じさせるが、次の画像と比較すると、花の数も枝も減少しているのが一目瞭然
以前の雄姿
小さくて可愛い花弁
主幹の真ん中部分の一部は腐って空洞になっており、痛々しい。
太いパイプで不定根を根付させるための治療がされています。
樹齢1000年の証の瘤
一時期、骸骨のような状態だったのが、よくぞ、ここまで元気に回復してくれたことに感動と感謝

また、桜周辺の整備や管理そして駐車場の管理等など日々努力されている、地元保存会の皆さんにも感謝の気持ちで一杯です。
節目の50本目がこの大サクラには感激。
100本全部は無理ですが、近場にまだ十数本残っているので頑張ります。
休憩する間もなく、2本目の国指定天然記念物へと向かいます。
後日報告します。

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