わ〜い、今日は診療もないしお休みで〜す!
ここのところ激忙しかったので、昨日の夜は「明日は完全にお休みだわ〜!イエ〜イ!ブログ書きまくるわよ〜!!」と意気込んでいたわりには、早々に沈没してしまいましたとさ。。。(お詫びの印に3日分書きます!)
さて今日は、先日トライアルに行ったレオンくんとあざぶくんについて書きましょうか。
先ずはレオンくん・・・
もうね・・・何が自慢なんでしょうね?

レオンくんは好き嫌いなくとっても人懐っこいので、最初から自分は家族〜みたいな態度でした。
そしてお次はあざぶくん・・・
何なんですかねこの前アンヨは?

自分はこんなに可愛いんだから、愛されて当然〜みたいな。
←チッ!くやしいけど確かに可愛いわねっ!
あら?もしかして「仮母さんお疲れっ!もう行っていいよ

」って言ってます?
そしてレオンくんとあざぶくんは無事お見合いを終えて、そのまま里親さまの車で行ってしまいました。
トライアル頑張るのよ〜
って・・・ええ〜っ!
仮母ってお届けしないで渡しちゃったの〜
環境確認しないとダメでしょ〜?
しかもあざぶくんとレオンくん、同じお宅にトライアルに行ったの〜?
チッ、チッ、チッ、大丈夫ですよ。
この里親さまとは3年来のお付合いで、皆さまもよ〜くご存知の方です。
実は話せば長くなりますが、先日チワワのブブたんのお見合いの時に付いて来てくれた、秋田犬の天祥くん・・・
あまりに急なことですが、天国に召されたそうです。
あれからしばらくしたある朝、天祥くんのママさんからお電話を頂いたんです。

何やら泣いていらっしゃるご様子だったので、「え?天祥くんに何かあった?」直感的にそう思ったのですが、「いやまさかね!縁起でもないわ!」と自分の考えを打ち消しました。
でも泣きじゃくりながら話されるその内容は驚くべきもので、悪い予感が的中してしまいました。
その日の早朝、天祥くんが心臓発作を起こしたらしく、急いで病院に運び治療を施したそうですが、願いは届かずそのまま天国に召されてしまったのだそうです。
仮母はもう驚いたの何のって・・・
保護時フィラリアが陽性だったので健康にはとても気を使って下さっていて、陰転した時にはそれは喜んでご報告をして下さいました。
心臓も調子よく、元気で過ごしていた矢先の出来事でした。
「月さんごめんなさい、ごめんなさい・・・

」とひたすら泣きながら謝って下さって、でもそんなの天祥くんのパパさんやママさんのせいじゃないですよね?
これまで本当の子供のように可愛がって下さって、天祥くんの為にお引越しまでして下さったんです。
「こちらこそ3年間可愛がって下さって有難うございました。」そう言って一先ず電話を切りました。
ではどういう経緯でレオンくんがS家に行くことになったのか?をお話しましょう。
仮母は自分の飼っている動物が亡くなると、それはもう悲しみに暮れてしまって立ち直れないタイプです。
ですから仮母が多頭飼いをしているのは、それに耐えられないから多頭をしているというのもあります。
もちろんその犬種が大好きだというのが一番の理由ではありますが・・・
ですから天祥くんだけ(猫ちゃんは居ますが・・・)になって、どんなに辛いお気持ちなのか推して知るべし・・・でした。
その頃ちょうどレオンくんの募集を掛けようとしていたのですが、仮母は心の中でS家に貰って頂けたらいいのに・・・と思いました。
大型犬飼いなれていらっしゃるし、一戸建てだし・・・
でも愛犬を亡くしたばかりのお宅に、それはあまりにも失礼過ぎて酷だと思い、言い出せないまま募集を開始したのです。
だってSさまはもしかしたら、亡くなった愛犬を何年も思い続けていたいタイプのお宅かも知れないじゃないですか?
そんなのどう考えるかなんて人それぞれですからね?
さて、レオンくんには有り難いことに何件かご応募を頂きました。
でも条件的に合わなかったんです。
大型犬飼育が始めての方だったり、遠方過ぎてお届け出来ない範囲の方だったり・・・
まあ大型犬だしじっくり行きましょうか〜と思っていました。
すると天祥くんのママさんからメールが届いたんです。

その内容は「あざぶくんとレオンくんを我が家でお迎え出来ませんか?」というものでした。
辛くて悲しくて生きている心地がしないと・・・
決して誰でもいいという訳ではないが、月さんが助けてくれた命だから・・・
仮母は即答しました。
「是非お願い致します!」と・・・
本当なら大喜びしたいところでしたが、天祥くんのことを考えて粛々とお返事をしました。
そんなこんなでレオンくんはS家の子になったわけですが、あざぶくんがどうして?と思われている方多いでしょうね?
実は以前にママさんのお母さまがブブたんを貰って下さった時、ママさんご自身が小型犬の可愛らしさに開眼されたそうで

「誰か天祥と相性の良さそうな子が居たらご紹介下さい」とお願いされていたんです。
それでたまたま本館にやって来たあざぶくんが、あまりにも可愛らしくて性格もいいので、白羽の矢が立ったと言うわけなんですね。
でも天祥くんとのお見合いを控えていたのに天国に旅立ってしまったので、譲渡は半分諦めていました。
でもぶっとい赤い糸で結ばれていたんですね?
そして最後に・・・
可愛い天祥くん、仮母のところに来てくれて有難う。
あなたを1年超えで預かるのはとっても大変だったけど、それはそれで楽しいこともたくさんありました。
人間は我慢が大切なんだと言うこと、そして頑張っていればそのうちきっと良いことがあるということも教えてくれましたね。
今仮母がボランティアを続けていられるのは、色々な意味であなたのお陰です。
あなたと過ごした春夏秋冬、今でもその場所に立つと佇まいさえ思い出します。
桜並木の下を通ればその凛々しい姿を・・・

緑の絨毯の季節になれば、その清々しい笑顔を・・・
そしていつもの公園の色付いた落ち葉を踏みしめると、ふとあなたの優しい笑顔が蘇って来ます。
天祥くん、最後に会いに来てくれて本当にありがとう。
あなたは仮母の最高の預かり犬でした。
あなたのことは決して忘れません。
預かり期間中、そしてその後も天祥くんを見守って下さった皆さま、長い間の応援ありがとうございました。
そしてSさま、天祥くんを可愛がって下さって有難うございました。
あざぶくん、レオンくんをどうぞよろしくお願い致します。
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