さて鬼野訓練学校に入校したそらくんですが、まずはお散歩から始めましょう。
とにかくこの強い引きと、挙動不審をどうにかしなくては!

まず前情報・・・そらくんはこれまでずっとドッグランでしか運動したことがなかったそうです。
そこを出てからはお散歩してはいたらしいのですが、普通に歩かないでスタートダッシュで元飼い主さんと15分くらい走っていた・・・と。
それをやらないとスローダウン出来ない・・・と。
はぁはぁ〜、だから引きまくりなんですな・・・

って言うか・・・
は?仮母は走りませんよ?
里に入っては里に従えってね。
と言うことでまずは引き矯正、これは1回のお散歩で直りました。
慣れたお散歩道なら完璧に付いて歩けます。
ジャックって、こういう場面でバツグンに状況をよく読み取りますね。
ほんと、頭のいい犬種ですよ。
はい、「歩行訓練コース」終了〜
あとは挙動不審の矯正です。
歩いてみて分かったことに、とにかく何にでも怖くてビビリまくりなんです。
道路に停めてある車が怖くて横を通り抜けられない、すれ違う人が怖くて横っ飛びしてしまう・・・数え上げたらキリがありません。
う〜ん、社会化不足ですね〜
これはもう慣れるしかないようで、とにかく毎日お散歩に連れ出しました。
本館は(犬多過ぎで)1匹あたり全行程20分の短いお散歩なので、毎回毎回全員のお散歩に着いて来させて、かなりの時間お散歩しました。
元々多頭には慣れているので、みんなと仲良く出来ます。
仲良く出来なかったのは月丸あにぃだけですが、それはね・・・そらくんが悪いわけじゃ・・・(苦笑)
恐れ入ったのが、歩くのが遅い小型犬とはゆっくり歩調を合わせ、歩くのが早いアモちゃんやほっしーとは早く歩くんです。
だって上の画像でも、自分は歩くの早いんだから前に出ればいいと思いません?
ええ、律儀ア〜ンド賢いんです。
関係ありませんが、左から2番目の茶色の子、先日引き取って来たポメのくるみたんです。
だんだんフワフワになってきて・・・う〜ん、きゃわいいん
あ〜失礼!
そらくんに話を戻して〜
そして今ではもう全然普通に歩けますし、そらく〜んとお名前を呼べば見上げてくれます。
それにしても、そらくん、イケメンでしょ〜?
お散歩中に会う他の子とも上手にご挨拶出来るんですよ。
随分余裕が出て来ましたね。
見慣れた飼い主さんなら怖がらなくなりましたしね。
でも最近何故か?ご近所にはジャックがたくさんいます。
TVのCMもジャックばかりですし、ひょっとしてまさかの流行犬種ですか?
はい、これで「社会化コース」はさっさと終了〜
そしてお次は「ダイエットコース」ですが・・・そらくん、今年の2月の時点で驚異の10キロオーバーでした。
フィラリア検査の結果票にそう書いてあって、思わず見間違い?と見直したほどです。
引き取った当時も9キロ台で、失敗したお見合いの時も「よく太ってますね〜」と笑われてしまいました。
それで元飼い主さんとのやりとりの中で、どうもオヤツのあげ過ぎだと判明。
生活のあらゆる場面でオヤツを貰っていたようです。
それはダメでしょ〜と、仮母は一切オヤツはあげませんでした。
そのせいか?はたまた元飼い主さんと別れた心痛か?フードストライキを起こしてしまったんです。
今まで自分の家で食べていたフードもまるで食べず、でもオヤツなら食べたので、変な癖が付いていたんでしょうね?
その後まもなく心因性?の下痢で、食事をストップしたのでさらに痩せ・・・
下痢対応の療法食を食べさせていたので、治ったところで元のフードに戻したのですが、そこでまた下痢・・・
結局それ以降今までのフードを口にすることはなく、今では森乳のスーパーゴールを食べています。
そして気が付けば、知らないうちに適正体重の7.5キロになっていました。
ん?これってデジャブー?
以前にも全く同じようなことがあったわ〜と、よくよく考えてみれば、兄弟犬のかりんちゃんも勝手に適正体重になったんですよね。
やっぱり血は争えないんですね〜(笑)
はい、これにて「ダイエットコース」終了〜
そうそう、そらくんの名誉の為に言っておきますが、大デブ(30%〜50%)じゃなくて中デブ(20%〜30%)でした。
お詫びと共に訂正させて頂きます。
ということで3コース履修で、はい、卒業して下さって結構ですよ〜

最初が酷かった割には大変優秀な生徒さんでした。
あとここからが一番大事です。
そらくんは、もしかしたら最初全然懐かないかも知れません。
不信感丸出しで、まるで野良犬のように振舞うかも知れません。
仮母も慣らすのに1週間くらい掛かりました。
でも毎日のお散歩やお世話を通して、必ず信頼関係が出来て来ます。
変にオヤツで吊ったりしなくても、必ず飼い主さんのことが好きになります。
初めて行った場所では、怖くてガタガタ震えてしまいます。
でも何度も行って克服させてあげて下さい。
そのうち自然に振舞えるようになります。
そらくんは他の子に比べて感受性が鋭いです。
何でも受け入れるのにちょっと時間が掛かります。
でも必ず乗り越えてくれます。
ですから、それまでしばらくの間暖かい目で見てあげて欲しいのです。
そうすれば、ほら!来たばかりの頃の不信感に満ちた目は、いつの間にか飼い主さん大好き光線に満ち溢れるはずです。
それまで気長にお付き合い下さる方、そらくんをよろしくお願い致します。
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