月星虹風＋栗

先月茨城センターから引き取って来た雑種のスミレちゃんですが、引き取り当初より右手が歪んでいました。


センターの職員さんや最初に健康診断をして下さった獣医師さんは、問題ないのでこのままで大丈夫でしょうとおっしゃっていました。

でもね、お散歩をさせていると最初の10分くらいは楽しそうにさっさか歩くんですけど、徐々に上下動が激しくなって辛そうにし始めるんです。

そして日を追うごとに上下動が始まる時間が早まって来て、ついには5分歩くとその脚を上げてケンケンで歩くようになっていました。

それで可哀想になって、整形がお得意の先生に相談に行きました。

だってスミレちゃんってまだ1歳そこそこなんですよ。
仔犬時代の毛が全部抜けてやっと成犬らしくなったばかりなのに、この先10数年痛みを抱えたまま生きて行くなんて可哀想過ぎるでしょ？


まあね、命に別状がないのならそんなのいいぢゃない？って言われるかも知れませんけどね・・・
あの、茨城センターから生きて出て来られただけでも有難いと思わないといけないのかも知れませんけど・・・けど・・・

で、レントゲンを撮って頂いて診断を仰いだものの、あまりにも難解過ぎて即答が出来ないと言われ、待つこと2週間・・・やっとお答えを頂きました。


恐らく以前に黄色い→から黄色い←の角度で骨折をしたけれど、そのまま放置されてしまったため、折れた部分が癒合してしまったのでは？とのことでした。


拡大するとよく分かりますよ。
この角度で見ると狼爪も骨折していますね？
ケージのドアとかに挟んだんでしょうか？

しかも固まらないうちに足を着いたんでしょうか？歪んで固まってしまったようですね。


普通の犬の脚は右側のような状態ですから、いかに歩き難いかご理解頂けるのではないでしょうか？

スミレちゃん、可哀想に・・・
せめて外固定だけでもしておいてくれれば、少なくとも骨が歪むことはなかったでしょうに・・・
でも茨城だから、犬にそんな治療費払うわけないですか。

そして・・・
「な〜んか足歪んで来たから棄てっかぁ〜！」
「また仔犬もらってくればよくね？」
みたいな軽い感じで棄てられたんでしょうか？

だって明らかに一般家庭の犬でしたからねっ！


どこかの誰かさんは2回も飛び降り自殺して、2回も骨折の治療してるのにねぇ？
ねー親不孝者〜
って言うか、それが飼い主として当たり前ですよね？

それで結論としては・・・
治療としては歪んで着いた骨を再度人工的に骨折させて、真っ直ぐに止め直すしか方法がないそうで、そんなことはしたくないぞ！と・・・

ということで却下されました。

本来なら「絶対手術して下さい〜何か他に方法がないんですかっ！？」と食い下がりそうなものですが、チッチッチッ！ そんな大人げないことしませんよっ！（笑）

というのも・・・

実はこの結果を聞く1週間くらい前から、スミレちゃんの歩き方が変わって来ていたんですね。
毎日朝晩お散歩に行くうち、以前なら折れ曲がった部分全体で歩いていたのが、本来犬が歩行に使う（人間で言うところの）つま先だけで歩けるようになって来たんです。


お散歩開始10分過ぎる頃には、遅れがちで後ろから付いて来ていたのが、普通にみんなと歩調を合わせられるようになって来ましたしね。
偉い、偉い、よく頑張りました！

なので、もういいんです。
そんな大それた手術なんてしなくても・・・

それに先生からこれ以上悪化することはないとのお墨付きを頂いたので、このまま募集を掛けることにしました。

以上、スミレちゃんの診断結果でした〜


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さて今日はまめ吉くんのお食事事情について書きますね。

来た当初変な鳴き声と共に困ったのが、ドライフードを全く食べてくれないということでした。
家の中に10銘柄ほどドライフードがあったので、全て食べさせてみたんですけど全滅でした。

もしかしてまた愛犬元気とか？とも思いましたが、仮母の思惑は見事に外れ、チープな系統もダメでしたね。

それであまりにも食べないので、センター時の飼育環境確認の際に、ついでにフードについても伺ってみたんです。
するとやはり全く食べなくて、気に入らないのかフードボウルをひっくり返していたんだとか・・・（笑）

確かにあのセンターのボウルは富士山型 ぢゃないので、簡単にひっ栗返るんですよね。
これこそまさにコンナモンクエルカ！です。

それで仕方なくウエットフードで和えてあげていたそうです。
それでも食が進まなかったらしくて、ず〜っと置き餌状態で、しばらくして行ってみると完食している・・・そんなパターンだったとか。

恐らくそのせいだと思いますが、引き取り時歯垢がかなり付いていて、どうしたのか不思議だったんですよね。
柴犬って結構唾液の分泌が多いので、そんなに歯垢って着かないものなんです。

その時は「ああ、小型犬並みの身体つきだから、唾液の分泌も少ないのかしら？」と思いました。

が、それは違いました。
お水をね・・・ほとんど飲まないんです。
驚くほど飲まないんです。

飲まない、食べない、どこか具合でも悪いのかと心配したんですけど、血液検査等の結果も悪くなく、健康診断でも特に問題はありませんでした。

その後去勢手術と同時に歯も綺麗にして頂いたので、将来的にまた歯垢で汚くなるのも困るので、どうにかドライフードオンリーで食べさせるべく根競べが始まりました。

もちろん絶対にひっ栗返らない、取っ掛かりも何もないフードボウルで・・・
ひっ栗返せるものならやってごらんなさ〜い！とばかりに。

しか〜し！


「へへ〜んだ、ひっ栗返せないでしょ〜？」と嬉々として覗きに行ったら、なんとまあフードボウルに布の切れ端がてんこ盛り状態。
ご支援で頂いた布を足拭きで使わせて頂いていたのを、乗せたんでしょうね？

ちっ！

まあ正直負けた気がしたのは否めませんでししたけど、可笑しくて怒る気にもならなくて・・・
和犬ってだから好きなんですよ。
この勝気な感じ・・・ね！？

でもね、それでも一歩も引くわけにはいかず、その後も駆け引きの連続でしたけど・・・


ふと気が付けば、ちゃんとドライフードだけで食べてくれるようになりました。
今ではどんな銘柄でもちゃんと残さず、足りない！と目で訴えて来るほどです。

それと同時にお水もよく飲むようになり、ほっと一安心でした。

こうしてまめ吉くんはとってもお利口さんになり、不名誉な「まめ吉小僧」返上で晴れて「まめ吉くん」と呼ばれるようになりましたとさ・・・

めでたし、めでたし！

でもね、ここまで書いておいて今更感があるんですけど・・・仮母はこういう風に思うんです。

まめ吉くんは本当はちゃんと前のお家でもドライフードを食べていた。
だけれども迷子になって保健所に収容されて、環境の変化を受け入れられず、食事を拒否していたところ、思いがけず美味しいウエットフードが出て来て味をしめた。

それ以来ウエットフードで和えたものしか食べなくなって、お水を飲む量が極端に少ナタメかったため歯垢が着いてしまった。

こんな流れでしょうかね？

お家の中に居られなかったこともしかり。

まめ吉くんは本当は完全室内飼育だった。
でも迷子で保健所に収容されたあと、自分の置かれた環境が受け入れられない。
だからお家に帰ろうとしてお外に出たがる。

まあ要するに諦めが悪いというか、環境に適応し難いというか、あと以前の飼い主は男性だったと思うので、仮母が飼い主だということも気に入らなかったように思います。

そう思う理由としては、毛並が完全室内飼育の毛並。
トイレが大小ともトイレシートで出来る。
普通柴犬が途中から室内でトイレをし始めるなんて、およそ考えられないですからね。

ということで、いい子に大変身したというよりは、元に戻ったと言った方が正しいかも知れません。
あくまでも「かも知れません」ですが・・・

なのでまた新い環境になればこれまでのことがぶり返すかも知れませんが、ちゃんとリーダーとして振る舞えば、まめ吉くんだって分かってくれると思います。

仮母はそれに気が付いてから、これ以上あまり関わりを持たないようにしました。
それはすんなり新しい飼い主さまに馴染んでもらうためです。
ただ1日に決められたノルマをこなすのみです。

まめ吉くん、出来ればもう荒れないで新しいお家に馴染んでね。
あまり困らせないであげてね。

そして里親さま希望の方も、しばし温かい目で見守ってあげて下さいね。
まめ吉くんも何度も環境が変わって、どうしていいのか戸惑っているんです。

それでは募集を開始致します。
偏屈なまめ吉くんですが、どうぞよろしくお願い致しま〜す。


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8月の末に引き取ったまめ吉くんのお話です。

仮母はまめ吉くんについては、あまりの態度の悪さに「まめ吉小僧！」と呼び捨てにしていました。（笑）
大抵○○ちゃんとか、○○たんとか呼ぶんですけどね。

だってね〜お部屋の中に居る時、変な声を出して鳴くんですよ〜
どうもお外に出たいらしいんですよね。


確かにセンターに居た時は屋外に係留されていて、とっても大人しくて落ち着いていたんですよ。
ですが同じセンターでも、檻に入れられているとそわそわ落ち着かなかったそうです。

で、その変な声とは・・・
例えて言うなら、TVのサスペンスドラマなんかで首を絞められた人が発するような、ぐぇぇぇ〜 とか ぎぇぇぇ〜とか・・・

時々は頭のてっぺんから出すようなキンキン声を発したりと、もう聞くに堪えない騒音でした。
しかもそれを何時間にも渡ってやってくれるので、とうとう3日目くらいに耐え切れなくなって防音犬舎に入れてしまいました。

決して大きな声ぢゃないんですよ？
ご近所迷惑とかそういった類の声ぢゃないんです。
ですけど神経に触るって言うんですか？一種の拷問でしたね。

さすがに防音犬舎に入れられると蟻の這い出る隙間もないので、こじ開けて出ることは出来ません。
そしてどんなに鳴いても誰も来てくれないので、ついに諦めたようです。

でもまたお散歩に行ってお部屋に出しておくと、変な声を発し始めるんですよね〜
なのでせめて玄関先に係留しておいたらマシ？と思い、しばらくはそれでやり過ごせるんですけど、何時間かしたらまた鳴き始め〜の、また防音犬舎に入れられ〜の、の繰り返しでした。

ですがさすがに1週間目くらいから、「声を出すと防音犬舎に入れられる」と理解したらしく（遅っ！ ）用もないのに変な声を出すことは止めてくれました。

は〜ぁぁぁぁ〜辛かった〜〜〜
(ノд・。) 。。。

あっ、しまった！録音しておけばよかったですね？（笑）

それで当初はお家の中に居られないのなら、外飼いで募集を掛けるしかない？と悩んでいました。
まあね、本犬がどうしてもお外に居たいと希望するなら、それはそれで尊重しなければならないでしょ？

でもね、まめ吉小僧って本当に小さくてお顔も可愛らしいんですよ。
これでもし人目に付く場所に屋外係留なんてした日には、盗まれてしまうんぢゃないかと気不安で・・・

100歩譲って完全に閉鎖されたお庭で放し飼いなら、まあ納得かしら・・・なんて自問自答したりの毎日でした。

でもどうしても室内飼育が諦められず、廊下の途中まで連れて来ては玄関に戻し〜を繰り返した結果、とうとうリビングに居させても鳴かなくなったんです。

わぁ〜い、やったぁ〜Ｏ(≧▽≦)Ｏ

この間1ヶ月強・・・大袈裟に聞こえるかも知れませんが、まさに闘いの日々でした。


で、その1ヶ月の間困ったのがトイレです。
興奮して慣れないせいか？物凄い頻尿なんです。

玄関先でジャージャーしてしまうので、朝晩2回のお散歩だけでは足らなくて1日4回行っていました。
お水をほとんど飲まなかったので、少量を何度もしていたんでしょうね？

最初膀胱が小さいのかしら？と驚きましたが、今は1日2回のお散歩で十分に対応出来ています。


神経質な和犬にありがちなことですから、もし新しいお宅に行ってこういう症状が出ても落ち着いて対処してあげて下さい。
そのうち通常のサイクルに戻りますのでね。

そして今は何と、室内でトイレシートで出来るようになったんですよ。
柴犬で室内トイレが出来るのって珍しいですよね？

でも大抵の場合新しいお宅ではしなくなるので、忘れないうちに証拠写真を撮っておこうと思います。

里親さまも里子を引き取って、先行きが分からないとても不安を覚えますよね？
ですがしばらくすれば慣れると分かれば、どうにか頑張って頂けるかと思います。

ですから譲渡後わがままが炸裂しても受け止めてあげて下さい。
まめ吉くんも不安なんですよ。
何度も何度も住むところが変わって、ね？

書き切れなかったので2日に分けます。
次はドライフードのお話をば・・・
こ〜れがまた・・・（笑）

つづく

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皆さまはミニたんと言えば何を思い浮かべますか？

ピラニア？ はたまた3本脚？

まあピラニアはすっかり影を潜めて、今ではベタベタの甘えん坊なので、気になるのは3本足で普段の生活には支障がないの？ということぢゃないでしょうか？

その答えは・・・全く支障がありません！です。

10センチくらいの段差なら平気で超えますし、侵入禁止の20センチのバーを軽々飛び越していましたね。
低めのソファーなんで普通にジャンプして上がって来ます。

ですから全く生活に問題はないんです。

お散歩しかり・・・仮母は歩くのが結構速いんですけど、普通に付いて来られます。
4本脚だった頃は、恐らく引いていたんぢゃないですか？

そんなミニたんですが・・・
お散歩は大好きなんですけど、お家がもっと大好きみたいで 毎日おかしな行動をするんです。

お散歩の間は一番後ろから付いて来るんですけど、お家が近くなると一番先頭に立ちます。


仮母の家は「6本目の角を左」なんですけど、ミニたんって4本目の角くらいからそわそわし始めて 勝手に左に曲がってしまうんですよね。


他の子たちは分かっているので、ミニたんだけが4本目を左に曲がるんです。


そして曲がってみて、お家がなくて呆然とする・・・ これを5本目の角でもやってくれて、毎日毎日同じことをして笑わせてくれるんです。


そしてとうとう6本目の角を左に曲がると、今度はお家が見えて、俄然猛ダッシュ！
あまりの速さに毛が流れて細長く見えるほどです。（笑）

何なんですかね


だから出発したばかりだとお家に帰りたくて、こんな真反対向いたお写真になってしまうんですよ〜

でね、だったらお散歩行くの止めればいいんぢゃね？って置いて行くでしょ？
そうすると帰って来たら物凄い抗議するんですよね・・・（−−；
何だか面白い子です。

もっと面白いのは、お散歩のコースがいつもと反対回りだと、どこで曲がるのか分からないんですよね〜
決して頭が悪いわけぢゃないんですけど、ちょっと方向音痴なのかも知れません。

犬にも方向音痴ってあるんですね？

でもね、公園なんかに連れて行くでしょ？
公園から出ると一目散にしろいぬ号に駆け寄って、早く乗ろうと必死になるんですよね。
過去に棄てられたトラウマなのか、とにかくお家に帰りたいようです。


お家に早く帰りたい、だけど方向音痴だ！・・・みたいな・・・
ジレンマを抱えた面白いミニたんなのでした。

まあそんなことで、そろそろ募集掛けましょうかね？


ミニたんは恐らく過去に虐待されていたのでしょう、手が怖くて慣れるのに時間が掛かりました。
毎日声掛けをして、抱っこして、たくさん撫でて慣れさせました。

でももしかしたらまた咬むかも知れません。
決して簡単な子だとは言い難いですが、愛情と根気を持って接して頂ければ必ず慣れてくれると思います。

慣れて来ると、ミニモ〜 と呼ぶとどこに居ても必死で走って来てくれる健気な子です。
手を差し出すと大喜びで飛び込んでくる可愛い子です。

仮母の役目はここまで・・・どなたか命のバトンを受け取って頂ける方いらっしゃいませんでしょうか？


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