仮母は初めてころちゃんを見た時から、その可愛らしさもさることながら、背中に生えている天使の羽に目が釘付けになってしまいました。
しばらくして豆柴カットが徐々に伸びて来ると、その白い羽だけが浮き上がって来るんです。
恐らくは白い羽の部分と、その他のオレンジの部分の毛の延びるスピードが違うからなんでしょうけど、仮母にはそれがまるでもうすぐ飛び立って行く天使の羽に見えて仕方がありませんでした。
でもまさかね?13歳の老犬をわざわざ貰って下さる方なんて、そうそういらっしゃらないでしょう?と高を括っていました。
事実13歳の老犬を引き取るのは、看取り覚悟の上でしたから・・・
でもね・・・ある日ころちゃんにアンケートが届いたんです。

しかも1ヶ月も前からずっと悩み続けてのご応募だったそうで、決して安易なお気持ちではないことがよく分りました。
でも心の中では半信半疑の仮母・・・実際トライアルでお宅に伺うまでは、何があってもおかしくないと自分に言い聞かせていました。
ですが・・・
土地柄もあるのかも知れませんが、かなり大きなお宅でした。
そのあたりでも一際大きな建物に、広いお庭・・・ころちゃん、お散歩行かなくていいぢゃん!?くらいのレベルです。
夜中にこっしょり行って、月丸あにぃとサザエさまをリリースして来ようかしら?
最高の番犬カップルになると思うんですけど・・・
ああ、ダメね?ドロボウがオヤツ投げたら終わりだわ・・・
一度車に忘れ物をして駐車場まで取りに行ったのですが、全力で走ったせいかゼイゼイ息が上がってしまいました。
パパさんもママさんも可愛い、可愛いを連発して下さり、最初は緊張からシッポも下がっていたのですが・・・
仮母が帰る頃にはすっかり打ち解けて、仰向けに抱っこされる姿はまるで赤ちゃんのようでした。
例によって例の如く、抜き足差し足で帰ろうとしたその時、ころちゃんはちょっと目を覚ましたのですが、「ころちゃん、いいのよ〜ネンネしてなさいね〜」と言うとそのまままた寝てしまいました。
その様子がまるで、自分はもうここの子だと認識していて、最後に仮母に挨拶をしてくれたような気がしたんですけど、思い過ごしでしょうかね?
その後、正式譲渡のご希望を頂いた際に、可愛らしいお写真を送って頂きました。
画像を開くや、「きゃ〜ころちゃん、可愛い〜」と歓声を上げてしまいました。
くまちゃんっぽいアップリケはころちゃんでしょうか?
「老犬は食べる時に飲み込む力が弱るので、食器は高さを出して下さいね〜」と申し上げたのですが、その通りにして下さって・・・
ころちゃん、こんなに愛されて幸せです。
ほとんどお留守番もありませんし、至れり尽くせりです。
同居されているおばあちゃまも、ころちゃんを抱っこしてなでる度笑顔になるそうで、本当にころちゃんは笑顔を運ぶ天使だったのかも知れませんね?
ころちゃん、この先もずっとずっとW家に笑顔と幸せを運んであげてね〜
そしていつまでも元気でいて下さい。
ころすけくんを引き取るにあたりお世話になった愛護センターの職員の皆さま、提携病院の皆さま、ご寄付を下さった皆さま、ご支援をして下さった皆さま、アフィリエイトにご協力下さった皆さま、そしてころすけくんを応援して下さった全ての皆さまに感謝致します。
そしてころすけくんをお迎え下さったWさま、看取るつもりでしたので、その分他の保護犬を助けてあげられる余力が出来ました。
どうも有り難うございました。
どうぞ末永くころすけくんをよろしくお願い致します。
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