2012/7/5 13:56
"Luna" the Single Driver: 1 Sn2 Locomotives
二兎追うものは一兎をも得ずと申します。
二兎を追ってるワケじゃないのですが、何ですよ、一生に一度あるかないかのロコ2両製作同時進行中、なのです。
兎に角、写真を見て下さい。

ダハハ、ボツったバラック・キャブやボイラーが復活!なのです!
折角作ったキャブなので、捨てるのも惜しい・・・と、ビンボー人なんで思っちゃったワケです。
そして、The Luna(ルナ号)との名前まで付け、こうして記事までアップするっちゅう事は本気で作ろうとしてます。
しかもですよ、このルナ号、何とシングル・ドライヴァーなのですよ、奥さん!!
いつかはシングル・ドライヴァーを作りたいと思ってても車輪(動輪)がない。
で、入手したジャンク品のコネクティング・ロッドと動輪3軸分・・・製作中のRogersタイプ2-4-0に使おうとしてる動輪です・・・のウチの2軸を使って1軸が余りました。
3軸使わなかった理由はコネクティング・ロッドの関係で軸距が短くて狭苦しいのでそのまま使う気になれなかったのもありますが、シングル・ドライヴァー用に1軸分の動輪を確保しておきたかったからなのです。
ナロー・ゲージのシングル・ドライヴァーが実物に例があったかどうかは問題ではありません。
なコトを言い出したら、Rogersタイプの2-4-0 テンダー・ロコも、Porterタイプの0-6-0 テンダー・ロコも2フィート・ゲージの実物には例がないのですから。
いや、ウチにある全ての車輛のプロトタイプは実物には存在しないのです。
それはそれとして、キャブもボイラーも動輪も、そしてガソリン・ロコからもぎ取った、テンダー内で動力となるKATO ポケットラインのパワートラックやらの主要部分の全てが言わば中古再生品/廃車再生品であります。
このボイラー、縦型火室なので、キャブ内にそれを入れちゃうと恐ろしく内部が狭い!
実物だったら乗務員は火傷必至の狭さ。
労働組合が赦さんでしょうねぇ。乗務拒否もあり得るなぁ。

キャブの後妻板をもう少し切り取り、開口部を拡げましょうかね。
そうそう、先日シングル・ドライヴァーに関する資料(本)がスミソニアン関連のサイトから拾える(つまり、無料でPDFで読める)のを発見しました。
興味のおありになる方は試しに、American Single Locomotives and the "Pioneer" John H. White, Jr. SSHT-0025.pdfでネット検索してみてください。
こんな表紙の本です。(↓)

さてさて、このルナ号、2-2-0になるのか4-2-0になるのかは今のところ未定。
またまたユル〜く完成まで見守ってくらはい。
で、何故Luna(月)なのかと言うと、キャブがアウトハウスみたいだからです。
アウトハウスのドアには三日月が付き物。で、Luna、と・・・・
詩情漂うような名前と裏腹に、異臭漂いそうなロコが出来そうですねぇ。