2012/5/28  0:04

HOn2-1/2 創世記?  雑記
keukaさんの”雑記帖”の一連の話題に、僕のこのブログも関わってるみたいので、それに関する事柄を取り上げてみました。珍しいですね、Sスケール以外の話題は。
http://d.hatena.ne.jp/keuka/20120526/1338042362?froma

"雑記帖"にコメントを書きましたが、HOn2-1/2の名付け親(?)がTMSの山崎喜陽氏なのかどうかは全く判りません。知りません。
ただ、一連の”雑記帖”の記事にOn2-1/2は過去にNMRAに規格があったらしいとの事ですから、模型界の概念として当然ナンチャラn2-1/2は各スケールであったかも知れない、或いはズバリHOn2-1/2はあったんじゃないか? 実体はなくとも言葉としてはあったハズだしと、一応調べてみました。

調べるのに、ここしかないと思ったのが、The HOn30 Home Depot。
http://www.hon30.org/

判りやすいですね、そのものズバリのサイトなんだから。
前に一度この中の記事をご紹介したハズ。
で、そこに、古いクラフツマン誌の記事のコピーが掲載されてます。
http://www.hon30.org/?p=1125
この(↑)ページの"The Sandy River goes HOn2!"をクリックするとPDFがダウンロードされて見られます。
記事のタイトル通り、HOn2のモデリング記事。1961年4月号です。
「HOn2-1/2とちゃうやん!」と?
ええ、違います。が、まぁ聞いておくんなはれ。
スキャニングが非常に不鮮明で読みにくいのもありますが、この記事のHOn2、どうも作者であるアラン・ハンスン氏がゲージを何ミリ(或いは何インチ)とは書かれていないのですね。

このモデルを実見した事があるボブ・ヘイドゥン氏もハッキリと何ミリ・ゲージであったかを書いていません。
同じくThe HOn30 Home Depotの記事です。
http://www.hon30.org/?p=177

ただ、このサイトの性格上、HOn30やHOn2-1/2についての歴史と見れば、もしかしたら、このハンスン氏のモデルは9mmゲージ、或いは近い数値のゲージを使っていたのではないか?と推測するのです。
「近い数値のゲージ」と書いたのは、何と言っても彼の地じゃメトリックが主流じゃないですからね、当時も現在も。
ワザワザ9mmなんてメトリックな数字を使うわけがない。

しかし、僕は1961年当時のNMRAの規格にSn2が載っていたかどうか知りませんので、何mmゲージと言う規格(9mmゲージ以外)が載ってたらこの推理は根本的に間違ってる事になります。
でも仮に、ハンスン氏のそれは9mmゲージだったとしましょう。その方が話としては面白そうだし・・・(そんな問題なのか?)

ご承知の通り、アメリカには2'-6"の鉄道で模型化するに相応しい鉄道はないと言って過言じゃない。
今のOn30だってHOn30だって、30"ゲージの鉄道の模型化する為とは考えていませんよね。
ハンスン氏はリンウッド・ムーディー氏著の本をバイブルと仰ぐ方でしたし、メイン2フッターを模型化したくて作ったのですから、例えファイン・スケールじゃないとしても、彼にとってはHOn2だったんじゃないか?と。
実質はHOn2-1/2だけど、HOn2とした。気分は2フィート・ゲージの模型化です。
10.5mmゲージや9mmゲージであってもSn2、つまりどちらもズバリのファインじゃないけど2フィート・ゲージの模型化をしてるのと同じですね。
世の中に規格もなく、誰もやってないゲージなら、2フィート・ゲージの模型化であれば、作者がHOn2と呼んで不思議じゃない、そんな時代だったんじゃないか?と。

Minitrains、つまりEgger BahnがHOe、或いはHOn30でもHOn2-1/2でもイイんですけど、そのモデルを出した時、ゲージの呼称を全く無視していたようです。
そして、AHMがアメリカでMinitrainsを売り出した時の広告はこれ。
以前、これまたご紹介した1967年1月号の雑誌(MRかな?)広告です。
http://narrowmind.railfan.net/ROCO_AHM_all_HOn30.JPG
HO Scale Narrow Gauge 2-1/2 ft。HOn2-1/2と同じと言ゃぁ同じ。

しかし、ここに来てあまり馴染みのない30インチ(2'-6")・ゲージを表すHOn2-1/2を使ったのはプロトタイプを特に選んでいないインダストリアル系だったからでしょうね。

ハンスン氏はもしかしたら実質的なHOn2-1/2モデラーの先駆者であったかも知れません。もしかしたら、の域を出ていませんけどね。
でも、呼称としてはHOn2-1/2じゃなくHOn2だったので、HOn2-1/2の言いだしっぺでない事だけは確かです。

とまぁ、今ンところ誰がHOn2-1/2の名付け親だか言いだしっぺだか判りませんし、これ以上やってどうなるモンでもなさそうだし、別にHOn2-1/2をやってるでもないので、ここで捜査打ち切りであります。
迷宮入りかぁ?

ああ、サイトの小さい英文を読んでて目が疲れたよ〜。
なので、読み落しがあるやも? 発見したら、スグに通報を!


★コメントにrailtruckさんが書かれているように、ハンスン氏のHOn2は7mmゲージの可能性が高いです。いや、そうなんでしょうが、もし1961年当時の規格が7mmじゃなかったとしたらとかの可能性を元に書いたまででして、お遊びの域を超えるものではない事をお断りしておきます。

2012/6/4  11:14

投稿者:Junior
railtruckさん

> 高さや幅に制約のあるマイン・ロコと違って

今野さんのあのロコは実物の俯瞰写真がないから想像で作らないといけない部分が多いですね。
題材としては面白いですけど、一般鉄道とかと違って資料が少な過ぎる。
あの手のロコが鉱山で働いてる写真が鉄道関係のサイトじゃなく、地域の歴史を紹介する何かのサイトにあったのですが、探し出せなくて。
尤も、主体はロコではないので、ディテイルが判るてなモンじゃなかったですけど。

2012/6/4  6:36

投稿者:railtruck
> それは位置とかはわかってるんですよね?
高さや幅に制約のあるマイン・ロコと違って、出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでいますから、位置や形状は写真や図面でバッチリです。それだけに誤魔化せないのが辛いです。

2012/6/3  23:50

投稿者:Junior
railtruckさん

> 今度の集まりにはあと一品期待できそうですね。

う〜ん、どうでしょ。微妙ですね。
ヘタしたら、シリンダー・ブロックとメイン・ロッドの両方を自作しないとダメな場合もありますから。
もっとお気軽なプロジェクトも浮かんだんですけど、余りにもイージー過ぎて、自分が後で納得いかなさそうだし。

> ウチは昨日はサドルタンクの給水口/蓋1ケ

アハハ、ご自分でもサドルタンクの給水口と蓋を作らないとダメなんですね。
それは位置とかはわかってるんですよね?

> 今日は引っ掛け式カプラー1ケしか出来ませんでした。

三週間以上ありますから、大丈夫ですよ。
三週間かぁ、ウチの方が無理かも。

2012/6/3  22:13

投稿者:railtruck
> さ、ボイラーの長さは、と・・・・・(←ネタばれ)

ということは、今度の集まりにはあと一品期待できそうですね。

ウチは昨日はサドルタンクの給水口/蓋1ケ、今日は引っ掛け式カプラー1ケしか出来ませんでした。このペースで間に合うのかなぁ?

2012/6/3  21:11

投稿者:Junior
railtruckさん

落ち着いてからゆっくり見てみます。
このブログでやり取りやってたら、手を付けたいモノ(内緒です)が手に付かなりそうですので。
情報、有り難うございます。
m(_ _)m


さ、ボイラーの長さは、と・・・・・(←ネタばれ)

2012/6/3  21:08

投稿者:Junior
Tadさん(続き)

> Sが世に出るのはもっと後ですからね。

どうも頭ン中を整理しないとイケマセンねぇ。
何が先で後だったか、ウロ憶えですし・・・・・

> これを考えた「まくらぎ会」の人たちは今のモデラー以上に外国型を好んでたし

この経緯は何処かで読んだ事があります。何処かってTMSに決まってますけど。

> その意味では16番ゲージは国際的(international)ゲージなんですね。

なる程!!

> 逆に,情報に振り回されずに自分の世界を創ったんだと,そうも云えますか。

リヴェット・カウンターも存在せず、と・・・・
それはさておき、昔のモデルを見て、何かしらの創造性を感じるのは情報量の少なさを補うセンスを発散してるからと考えます。
だって、例の「変わった車輛30題」を今読み返してみても面白いですもん。
文章も皆さんウマい!(編集部の手が入ってるとは思いますけどね)

>「何でこの程度の出来の模型を集めてるんだ?」と云われることがあるそうですが

失礼なヤツっすねぇ。
いや、ブテルさん(角倉さんはバウテルさんと書いてましたけど)の作品は見た事がないですけど、それらが作られたバックグラウンドとかを感じ取れない人間にブラウンさんもブレルさんも、そして作品自体も評価されてもらいたくないでしょう。

> それぞれの時代状況で違ってきますからね,ブテルさんの時代と比べても意味ないですよ。

ブテルさんより前の時代のモデラーからしたら、「レールがあるだけマシじゃないか?」でしょうしね。
仰るように、何に価値を求めるかは時代により状況によって違うし、比較してどうだとは一概に言えないですけど、何等かのものを作り出せる事の出来る人間の特性を忘れてはダメだと思うんですね。
受動的な行動だけでは何も進歩しないし。

と、何だか抽象的な話になっちゃった。

2012/6/3  20:46

投稿者:Junior
Tadさん

コメント数が30を超えてるし・・・・
記事自体に価値はないのに、コメントで頂く情報の何と価値の高い事かっ!!
そして、アクセス数が今日は軽く100を超えてるので「何?」と思ったら、”アンテナ”に新しい記事がアップされてたんですね。

> Oゲージはまさにそのためのゲージですね。

ガゼットに何年代だか忘れましたけど、アティックの床に直に敷かれた三線式Oゲージのレイアウト(?)があって、既製品と思われる鉄橋や駅やらが置かれてましたので、おそらくは・・・と思ってたのですよ。
そうですか、Oはレイアウトの為のスケール(ゲージ)でしたか。う〜む。

> Oゲージでもそう云う話はあった筈ですからHOが最初じゃないと思いますが

大らかに1/43.5も1/45も1/48も併存してた時代だったけど、ファイン・スケール志向の方はいらっしゃったでしょうしね。

,何せ古い話なんで詳しくは知りません。

> (と云うか,鉄道模型そのもの)はまずゲージからですよ。

ニャハハ。もの知らずでおます・・・・

> それだと小さすぎて,当時のモーターとの兼ね合いで上まわりを考えるとこれくらいが…と云うことで

1/87でも相当小さなスケールだったと思います。
HOから、TTやNを経ずしてZスケールを開発するような感覚だったでしょう。

> 16.5ミリになり,だったら縮尺もメトリックの3.5ミリにすればスケールとゲージが一致する

メトリックを使用してたヨーロッパ大陸の人間の考えも入ってるような気もしますけど。

> 縮尺から導き出したゲージと云うのはまだです。と云うか,ナローしかないんじゃないですかね。

和久田恵一さんが1/80で9.5mmゲージっちゅうのを作られたとかを知りましたけど、本来のこのブログ記事で話題になったHOn2(7mmゲージ)も全く既存のゲージに頼ってはいませんね。

> 既存のゲージ(線路や車輪)を使って3ftナローを作ったから縮尺には触れてないんだと思いますよ。

最初に車輛を作った時点で縮尺は大いに関係したでしょうけど、もしかしたら、貴重な既製の何等かのパーツに合わせて車輛を作ったので、ある車輛は凡そ1/43とか、あるモノは1/45とかの可能性は考えられますね。

> あったとしても英国から買わなきゃならなかった

今じゃ考えられないですね。英国からHOパーツを買うなんて。

2012/6/3  19:39

投稿者:railtruck
こちらのフォーラムサイトですが、そのタイトルもWhere were HO scale models firstly produced?で参考になるかもです。HOに止まらず、OやGにも言及しています。
http://www.zealot.com/forum/showthread.php?t=153310

2012/6/3  18:47

投稿者:Tad
Junior(続き)

> しかし、1/80・16.5mmゲージを採用する前に、Sn42(Sn3 1/2)って選択肢はなかったのかなぁと。

Sが世に出るのはもっと後ですからね。
これを考えた「まくらぎ会」の人たちは今のモデラー以上に外国型を好んでたし,英国型と米国型と日本型を作って同じ線路で一緒に走らせるにはどうしたらいいか…と考えた結論が16番。
OOゲージのフライング・スコッツマンはOOゲージだけど16番ゲージ英国型,HOのチャレンジャーはHOだけど16番ゲージ米国型,1/80で作ったC53は16番ゲージ日本型と,16番と云う括りではそう呼ぶべきものってことですね。尤もわざわざそんな云い方はしないでOOはOO,HOはHOと云うので,日本型をつけない「16番」だけで日本型を示すようになって久しいですが。
その意味では16番ゲージは国際的(international)ゲージなんですね。やってない人間が云うのもナンですが。

> しかも情報量が今と比べ物にならない時代に、ですよねぇ。

想像力と創作力がほとばしってる…,そんな感じがしますねェ。
逆に,情報に振り回されずに自分の世界を創ったんだと,そうも云えますか。
ブテルさんの作品(車輛だけでなく)をコレクションしてるボブ・ブラウンは,「何でこの程度の出来の模型を集めてるんだ?」と云われることがあるそうですが,彼は全てを自らの手で作ったブテルさんの作品に見るクラフツマン魂,生き方,人となりを尊崇してやまないんですね。自分の原点を見る…,そんな感じもあるんでしょうが,気持ちはよく判ります。

> この"Sn2N"はNゲージのパーツがあるてのが前提で成り立ってますから、嗚呼、耳が痛い・・・・・

それぞれの時代状況で違ってきますからね,ブテルさんの時代と比べても意味ないですよ。
ただ,自分の手でモノを作るのは太古の昔から変らない人間の本能みたいなものですから,それを愉しむだけのこと。でしょ?

2012/6/3  18:46

投稿者:Tad
Junior

> 1920年代以前には当然レイアウトと言うものが確立していた、その為の製品も出ていたと考えて宜しいのでしょうか?

勿論です。Oゲージはまさにそのためのゲージですね。

> ゲージ論事始め、ですな。

Oゲージでもそう云う話はあった筈ですからHOが最初じゃないと思いますが,何せ古い話なんで詳しくは知りません。

> 最初に3.5mmスケール(1:87.1スケール)ありきで、スタンダード・ゲージは16.5mmとの数字を導きだした、と。

この頃(と云うか,鉄道模型そのもの)はまずゲージからですよ。Oの半分の5/8inがまずあって,だったらと縮尺もO(ファインの15/64in)の半分として一番近い(16/64=1/8in=3.125ミリ・スケール=1/96)がまず考えられたんじゃないでしょうか。でもそれだと小さすぎて,当時のモーターとの兼ね合いで上まわりを考えるとこれくらいが…と云うことで大きくなり,ゲージもそれに合わせて少し大きく(21/32in=16.66875ミリではキリがよくないので)16.5ミリになり,だったら縮尺もメトリックの3.5ミリにすればスケールとゲージが一致する(ファインスケール)…となっていったんじゃないかと思うんですがね。その経緯が判る資料がないので推測に過ぎませんが。
縮尺から導き出したゲージと云うのはまだです。と云うか,ナローしかないんじゃないですかね。
ブテルさんの最初のOゲージ・レイアウトがいい例で,既存のゲージ(線路や車輪)を使って3ftナローを作ったから縮尺には触れてないんだと思いますよ。ただ、レイアウト全体をそれに合わせたサイズで作ったと書いてあるだけで…。

> それと、何でも作っちゃう人のようなので、その辺りの HOパーツの簡単な流用とかは余り考えなかったのかも?

そうじゃないと思いますよ。まずあった5/8inでOOレイアウトを始め,その後も馴染んだこのゲージを続けたわけで,もし16.5ミリが先だったらそっちを採用したでしょうね。
それよりも,今と同じで(自作するモデラーは今よりは比率的には多かっただろうけど)製品主体の人が多かったから,簡単に流用できるようなHOのパーツなんて当時はなかった(あったとしても英国から買わなきゃならなかった)と云う状況をまず認識して考える必要がありますね。

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