2012/5/28  12:40

What's the next? <次は何だ?>  RGRy Locomotive
 
「HOn2-1/2 創世記?」の記事はテキトーな話なんで、考え込んだり調べ直したりしないで下さいね。
(^..^;)>

で、その記事にTadさんからコメントを頂いていますけど、あの辺りの話は大いに興味がありますので、是非書いて頂きたいと思うのであります。
今、仕事場なんで手元に「変わった車輛30題」の資料がなく、言明できませんが、角倉氏の記事に"On2-1/2"と書かれていたと記憶してますから、もしかしたら、"On2-1/2"に関しては日本人はOn2-1/2モデルのパイオニアの一角を確実に担っていたと思います。
これは帰ってから確認しましょう。

と、角倉氏の話が出ちゃったんで、またEXISTENCE号関連の話も書きます。
加えて、僕の昔話も。

先日書きましたけど、あのEXISTENCE号と言うか、Pine Cone Valleyの一連の作品を見たのが、TMS(鉄道模型趣味)誌を読み始めて2年程度の時。
駆け出しのガキンチョ・モデラーにはまだ100%受け入れ難いものでした。
だって、どう見ても模型店のショウ・ウィンドウやデパートの模型売り場のショウ・ケースに綺麗に塗られて並んでる電車・汽車の”正しい”模型とは異質なモノだったからです。

最初に読んだTMS 1963年10月号、表紙は小田急のNSEでした。
これは”正しい”模型でしたね、僕には。赤と白の特急電車。うん、よろしい。
次の号の表紙はカニ22。うん、これも正しい。ブルー・トレインですから。

さて、1964年に入って、8月号のTMS。
この号から、正しくないけど魅力的なモノが目に飛び込んできました。
それは8月号の「レイアウト特集」のグラフ・ページで見た、ジョン・アレン氏のG&D鉄道なのです。
6月号には、あの摂津鉄道の製作記(建設記)が載っていましたが、それ程惹かれませんでした。ガキには枯れ過ぎてたのでしょう。
余りにもどこかで見た事のある普通・・・住んでいた神戸の六甲山の麓でない事は確かですけど・・・の風景だったからでしょう。だから凄いのですけどね。

その点、G&Dは個性的で、その号で紹介された写真の中の一枚、道路を行く半分オープンのトロリー・カーには大いに魅せられ、年末には六甲模型教材社でカツミのダブル・トラック・バーニーを買ってしまう始末・・・。

実物の神戸市電と言うものは好きでしたけど、あのG&D鉄道レイアウトの中のクーパー電軌が僕のトロリー・モデルの原点でした。
道路工事をしてて電車がゆっくりと現場を通過する・・・・ストーリーがありましたね。
いや、他の2枚の写真にもストーリー性を感じまして、『いつかレイウトを』と。

あ、そうそう、G&Dが正しくなかったのは、ウェザリング、つまり汚れてたからです。
折角作ったモノを汚すなんて、あり得ない!!

で、翌年の1月号はまたG&Dです。表紙にG&Dの機関庫の写真。
そして5月号の表紙もG&D、7月号も・・・・。

『いつかレイウトを』は『いつかアメリカ型のレイアウトを』に変わっていました。それもトロリーがあれば尚よろし。
1965年の5月でしたか、課外授業、つまり遠足で能勢に行ったのですね。
行くのに乗ったのが、能勢電軌の2両編成の木造車、しかもトロリー・ポールです!
これ、常識外の電車でしたね。インパクト充分!!
で、トロリーがあれば、尚よろし、と。

そして、おそらく翌年です、「30題」を手に取ったのは。
G&Dで免疫が出来ていそうですが、まだそれ程強い免疫ではありませんでした。
汚れてるしぃ、豆腐屋の屋根に立ち上がってるような煙突は曲がってるしぃ、キャブの窓は左右で形や大きさが違うしぃ、動輪が2個! あり得〜〜〜ん!!
ボックスカーなんて、最初からヘタってるように作ってる。
わざわざケッタイなモノを作るなんて変やし・・・。

Existence号を知らない方は、こちらを。
http://star.ap.teacup.com/1435prr/timg/middle_1137161269.jpg

あんなモデルをスンナリと受け入れるガキンチョがいたら、凄い感性の持ち主だと思いますよ。

時が経つに連れ、あのモデルの味が判ってきました。
最初は片野正己氏のペンになるかと思うイラスト、いやイラスト風図面。
そこから魅せられ、徐々に・・・と。

大人になって分析すると、トータル・デザインがなされてた、それに惹かれたのだと。
と言っても、角倉氏の作品は車輛だけですけど、その車輛全てにPine Cone Valley共通のテイストが感じられた、と。今で言う”世界観”。
これはセンスですね。

ファンタジーながら、自分が作り上げた”ありそうな世界”に他人を引き込むセンスです。
まぁ、人間の価値観なんて一人ひとり違うのですから、あのモデルに嫌悪感を抱いても、それはそれでOKです。
実物を正しくトレースして作ったモデルを佳しとする方もいれば、「走るベッド上の営み」を表現したモデルがあっても受け入れる人も居るわけですよ。
何が正しくて正しくないか?なんて、論じるのがナンセンス。
算数で1+1=2が正しいか? おそらく正しい。でも、「1+1=5だよ」と言う方が居れば、「アホかこいつ!」と頭から拒否せずに、「何故?」と耳を傾ける、どうして?と考えるのもイイんじゃない?と。

で、僕は1+1=5みたいな角倉氏のモデルを受け入れちゃったんですね。
あの世界を再現、いやあの世界に似た世界を表現するセンスはないですけど、モデリングするなら、一貫したテイストがあるモデリングをやりたいなと常々思っています。
おそらく僕のモデリングは1+1=2じゃないでしょう。ええ、論理的に導いて2や5になるかどうかの前に計算間違いばかりしてますから。ナハハ・・・

凄く長いイントロっすねぇ。

世界観はひとまず置いておいて、まだ新作に取り掛かってませんが、構想だけはあります。(と何度書いてるんだか・・・・)

クリックすると元のサイズで表示します

上の写真はReighton Gap Railwayのスティーマー達。
その4両目となるのは・・・との話が本来の話だったんですね。

スティームもののドナーはあと1両、TOMIX トーマス・シリーズのヘンリー(4-6-0テンダー)だけ。
それと10.8mm程度の径のジャンク品の動輪が3軸分(ギアなし)とrailtruckさんの手で改造・改良されたトラクション・モーター1個。

さて、どっちから手をつけるべきか?です。
簡単なのはジャンク品の動輪を使って、テンダー・ドライヴで、或はフォーニーにして従台車ドライヴで、と。
動軸3軸ですから、フォーニーっちゅうのはやはりどうも・・・と、この際メイン2フッターに居たモーガル(2-6-0)テンダーかな?と。
あ、違う違う! メイン2フッターに居たようなモーガル、です。
何てったって、図面もなければパーツもピッタシじゃないですから。
図面があってもちゃんと作れないですし。

しかしです。今までの流れは前作のカブース以外、メイン2フッターのテイストはなく、そこに別テイストを持ち込んで、上述の自分の世界を形作れるのか?
う〜ん、出来が悪いと言うテイストは共通かも。辛いのぉ。

ま、取り敢えず、キャブからでも着工しましょうか?
いやいや、今回は動力部たるテンダーが先行ですね。
うし! 今週中には着手しましょい!!


それにしても、最近「Sn2」なる言葉が周りでよく出てくるようになりました。
元祖のTadさんは言うに及ばず、仙台の今野さんも手をつけようと思っていらっしゃるみたいですし、先日の某ミーティングでは某氏の手によるSn2(ゲージは9mm)のDecauvilleの機関車がお目見えしたそうです。
上記のお三方は(最後のDecauvilleの作者が何方か存じ上げませんが、作品の写真を見ると、凄い!)シッカリした工作力で作品を作られる方ばかり。
Sn2の末席を汚すワタクシは肩身が益々狭くなるばかり・・・。

まぁ、頑張っても追いつかない、どうしようもないので、自分が気に入るように作るしかないです。

これは私見なんですけど、メイン2フッターものじゃなければ、9mmは大いにありなんじゃないか?と思うのです。
マイニングを含めたインダストリアル、アグリカルチャル(シュガー・トラムとか)、それと日本型とか、2フッターでも車体自体が小さいものには10.5mmゲージよりも狭軌感の表現には絶対的に有利だと思います。
パーツの流用もHOn30やNのものが大いに利きそうですしね。


<追記>

カワイさんからの情報によりますと、件のDecauvilleの作者はこの方だそうです。
https://twitter.com/akinoriTB/status/206376449865814016/photo/1
http://homepage3.nifty.com/kelokelo/toy/index.html

全く知らないモデラーじゃなくて、その方のサイトをいつも拝見してました。
そりゃ、出来がイイわけだわ・・・・

2012/6/3  20:23

投稿者:Junior
railtruckさん

G&Dと言えば、三代目の大規模なレイアウトが注目されがちですが、日本人にとっては初代のレイアウトが受け入れられ易かったでしょうね。
アレンジ次第で日本型として充分使えるレイアウトでしたし。
フランス人モデラーだったかが、あれをまんまNスケールで作った例があったような・・・・

「レイアウト・ガイド」だけは持ってなかったんです。
若い頃に持ってりゃ、見てりゃモデリングの方向性も変わっていたかも?

> 印象に残っているのは少し走りが悪くてジョン・アレンがレール磨きをやっているシーン

今と比べたら大型モーターですからねぇ。レールの汚れも推して知るべしだったかも?
しかし、あんなデカいレイアウト、レール磨きだけでも大変な作業。
いや、メインテナンス全般が大変だったでしょう。

2012/6/3  20:12

投稿者:railtruck
> それにしてもG&Dの財産がネットで、いつでも見れる時代になるなんて、隔世の感です。

こちらは定番ですね。
http://gorre-and-daphetid.witt-family.com/
そして、こっちも。
http://homepage.mac.com/doug56/G&D/page78.html

G&Dでは最初に目にした「レイアウト・ガイド?」収録の記事が強烈でした。「あえぐ馬。凧を揚げる少年。見よ!レイアウトは生きている」だったかな?

G&Dは70年代後半?に放映されたNHK特番「世界の鉄道?」シリーズの中でも紹介されていましたよ。印象に残っているのは少し走りが悪くてジョン・アレンがレール磨きをやっているシーンでした。未だ若い姿でしたね。

> それにしてもG&Dの財産がネットで、いつでも見れる時代になるなんて、隔世の感です。

2012/6/3  18:39

投稿者:Junior
修羅さん

初めまして、コメント有り難うございます・・・って、実は修羅さんのサイトに2度コメントを入れさせて頂いた事があるのですけどね。

> G&Dのカラーグラフには僕もやられたクチです。

そうですか。多くの方にとって、あのカラー写真は印象に残ってると思いますよ。
当時のレイアウト・ビルダーやTMSのスタッフの方には申し訳ないのですが、写真の深み、陰影の付け方とか構図が明らかに日本のレイアウトやレイアウト写真と違う印象を受けました。
線路は実感的だし(と、これはその前に摂津鉄道がその頃としては画期的とも言える線路の表現を見せてくれてますけど)、ストラクチャーは立体的だし。
これらは後で「ああ、そう言う事か・・・」と思っただけで、当時は「何かが違う。何?」とだけ。

> そのオヤジさんは外国型が理解できないみたいで、変なこども扱いされていました。

非国民めっ!とか? ハハ・・・

> 楽しいですね。こういう話が書けるなんて。

ガキンチョにとっては雑誌で見るものは何でも印象的でしたね。
だって、専門誌はTMSしかなかった。TMSが殆ど全ての先生でしたし。

> それにしてもG&Dの財産がネットで、いつでも見れる時代になるなんて、隔世の感です。

修羅さんもKalmbach刊の"Model Railroading with John Allen"を食い入るようにして読んだクチじゃないですか?

> 仙台の今野さんは10数年前からSn2を9mmでと提唱され試作もされていました。

へぇ〜、そんな以前からなんですか。
あの方なら試作と言ってもトコトンやられそうですね。
是非再開して欲しいものであります。

> 神戸にお住まいのNさんもロコだけでなくSn2レイアウトを当時のミーティングに持参されていたことを思い出します。

2両のマイニング・ロコは3年前に大阪で開催された某ミーティングで実見致しました。
こちらもヘタクソながらスティームものを始めたので、また見たいなと思ってたらで、前回の某ミーティングで「もうSはやらないから・・・」と、Sスケールのカタログを頂きました。
ちょっと残念で寂しいですけどねぇ。

修羅さんのSn3の写真、また拝見したいものです。

2012/6/3  16:20

投稿者:修羅
ちわー。失礼します。
G&Dのカラーグラフには僕もやられたクチです。ただ見たのは1967年ごろに友達の家で、そのオヤジさんの蔵書のTMSでした。あのウェザリングについて「カッコいい。やってみたい」と言ったら、そのオヤジさんは外国型が理解できないみたいで、変なこども扱いされていました。
 楽しいですね。こういう話が書けるなんて。それにしてもG&Dの財産がネットで、いつでも見れる時代になるなんて、隔世の感です。

 なお仙台の今野さんは10数年前からSn2を9mmでと提唱され試作もされていました。それにシンクロして神戸にお住まいのNさんもロコだけでなくSn2レイアウトを当時のミーティングに持参されていたことを思い出します。先駆的な試みだったと回想します。

 

http://d.hatena.ne.jp/syura_muramasa/

2012/6/3  14:07

投稿者:Junior
因に、このパシッフィックが走ってるBrecon Mountain Railwayには、こんな車輛も・・・

http://lh4.ggpht.com/_UcJaJILOUEs/TcxODtmBa1I/AAAAAAAAYV0/2QeJVIWwMHE/s1600/IMG_1763%5B4%5D.jpg

2012/6/3  12:51

投稿者:railtruck
> SR&RL No. 15はこれですね。

この写真は2-6-2に改造後ですね。2-6-0の時とはサンドドームとスチームドームの位置が前後逆になっています。

> そして、 No. 6はフォーニーですね。
すみません。SR&RLの16号機でした。こちらも2-6-2に改造されていますね。

2012/6/3  12:16

投稿者:Junior
railtruckさん

書き忘れてました。
何故ヘンリー君を使うかと言うと、George M.Goodwin君の動輪径が33"だからです。
http://www.steamlocomotive.com/mogul/?page=lrhs

事情で軸距が短くなる(コネクティング・ロッドが付属してます)ギア無し動輪よりは動輪径12mmを超えるヘンリー君の方がイメージとしては近いかな?と。

2012/6/3  12:10

投稿者:Junior
railtruckさん

有り難うございます!!

SR&RL No. 15はこれですね。
http://www.narrowgauge.iform.com.au/images/m2f/srrl15.jpg
アウトサイド・フレームですが、らしい形になればOKなのです。
ええ、お気楽なモデリングですからねぇ。
と、ギア無しの動輪を使うより、NO. 15ならヘンリー君を改造した方が形になりそうな・・・・。

そして、 No. 6はフォーニーですね。
フォーニー関係で図面(側面図)があるのは、WW&FのNos. 8/9、B&SR Nos. 5/6、SR No. 1、SR&RL No. 8、KCRR No. 3です。
テンダー機はSR&RL No.23、とまぁそんなところです。

2012/6/3  10:00

投稿者:railtruck
それからSR&RLの15号機(元P&Rの3号機、George M.Goodwin君)の側面図のみも有りましたので、こっちもどうですか?

2012/6/3  9:37

投稿者:railtruck
> あ、違う違う! メイン2フッターに居たようなモーガル、です。
何てったって、図面もなければパーツもピッタシじゃないですから。

SR&RLの6号機(元Laurel River & Hot SpringsのJames Wyman君)の図面なら有るので、7/1にコピーをお持ちしましょうか?

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